鮮やかな色彩

孤児院から都に出て呆然とする主人公の少年。
途方暮れ、その“眼”が見たものに立ちすくんだ少年に差し伸べられた手。
それは、やわらかい黄金色の紳士だった。
――そんな風に物語ははじまる。

洗練された言葉づかいが、鮮やかな色彩となり物語を飾ります。
「あの頃ぼくは、魔法使いと暮らしていた」
うん、この紹介文からして、もうすでに物語好きをそそる。
わくわく感と、期待感とであふれる、濃厚な作品にふれたい方のおすすめです。

現在、二章まで読了。
じっくりと楽しみたい。

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黄昏の幻術師

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