書くことについて、あるいは愚者のための創作論

怪奇!殺人猫太郎

第1話 毎日更新のコツ 制限時間を設けて書く

いま連載中の『コピー&ペーストで成り上がる!』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054892405349)執筆時に使っているテクニックです。


『コピー&ペーストで成り上がる!』の連載を開始するときに、細々した目標をたくさん立てたのですが、その中で最重要課題としたもの。それは


「毎日更新する」


ってことです。


なんでも良いからとりあえず更新。

とにかく更新を切らさないのが至上命題でした。



 それを実行するために立てたのが、以下の二つの方針です。


【1】制限時間を設ける

【2】分量が少ないor出来が悪いと思ってもアップロードする

【3】余裕があれば書きためを作る





以下、簡単な説明です。


【1】制限時間を設ける

自分は生活が不規則なので、決まった時間に書くことはしていません。

朝に空いた時間があれば朝に書きますし、昼間が空いていれば昼間に書きます。


なので毎日、その日の暇な時間を見繕って30分なり1時間なり機械的に空け、ヨーイドンで一気に書くことにしました。

どうしても空き時間がないときは、日が変わる前の30分を無理矢理空けて書いたりしています。


大事なのは「必ず1時間(30分)で書く」という制約を課すことです。

文字数なんかどうでも良い。時間が重要。



【2】分量が少ないor出来が悪いと思ってもアップロードする

時間を決めて書くと、どうしても中途半端な場面でタイムアップになることがあります。

そういうときは、出来ている部分を何も考えずにアップします。500文字だろうが2000字だろうが構わずアップ。


どうしても中途半端な場面で終わってしまう場合は、少しさかのぼってキリのいい部分を探します。

探し出したら、それ以下の部分を全部切り取り、次回の更新分に貼り付けちゃいます。すると、明日は少し楽ができるって寸法です。やったね。


「ちゃんと"引き"がある場面で終わらせるべきでは?」なんて考えたらいけません。

自分を読者の立場において考えてると分かるのですが、毎日更新の小説に、各話ごとの引きなんて求める読者なんかそうそういないんですよ。

引きなんて考えるだけ無駄。


原稿の内容が気に入らないこともありますが、そんなの後から直せば良いのです。


【3】余裕があれば書きためを作る

体調を崩したときや、どうしても書く時間が取れないときに備えて、余裕があるときに書きためを作っておきます。

これも出来るだけ時間を決めて、「今日は14:00〜15:30まで時間が空いてるな。じゃあ14:00〜15:00の一時間を使うか」という感じで書きます。



人間ってのは怠惰な生き物です。

一度「今日は疲れているから書かなくて良いかな」とサボると、高確率でサボり癖がつき、更新ペースが2日にいっぺんになり、やがて週1に、隔週に……とズルズルいってしまいがちです。そして、最後には書かなくなる。


それを避けるためのメソッドが、上に書いたようなやつです。



では、制限時間(30分)がきたので、そんな感じで今日はおしまい。

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