無機質な二人。淡々と鳴り響く除夜の鐘。

 崩壊した世界で、情報生命体によって生み出された二人が「年越し」を体験する物語。
 本当に淡々と、終始冷静に物語は進んでいきます。なんの感慨もなく、なんの感動もなく過ぎていく年の瀬。そんな二人が、最後に想うこととは――?
 結末はぜひ、ご自身の眼でお確かめください。

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