君ともう一度、はじめから

主人公である「俺」は異性を特別愛することがなかった。
同居人である「ヒカル」は異性に愛情を抱くことはできなかった。

自らの命を断とうとした二人は、運命的にビルの屋上で出会った。
そこから始まった人生再生の「充電期間」は、学生アパートの潜り込むことから始まった。

隣人の性欲旺盛かつ大学デビュー失敗人リョウスケ。
学生カップルのソウタとユウコ。
見た目だけチャラい小動物系カンジ。

彼らと交流していくうちに、俺とヒカルは生への執着と、互いの愛情に気付く。
しかし、彼らが好まざる者も、もちろんいた。

第二回アルファポリスライト文芸大賞奨励賞受賞作品をここに改稿。
LGBTの方だけでなく、生き方に迷った方がここで何かしら癒されることを祈って。