朝から昼間にかけて燦々と陽に照らされたアスファルト。それが夕立に当てられ、湿気った暑さに変わる。そんな夏の一風景が思い浮かんだ。この物語の主人公は、夕立の雨雲を随分と前から見ていたはずなのだ。夏の蒸し暑さは、ずっと纏わりついて逃れようが無い。
これが書きたい!とかじゃないんです これしか書けない……です
どうしても男女の物語となると、恋愛に絡めるものが多いけど、こういう関係性がさらりと、しかし、微妙な変化を伴いつつ進んでいく物語は、読んでいて、心地よいものを感じさせられます。
僕の小さい創造よりも遥かに恋愛している、していたつもりの男の大学生まで続いた想い。もしかしてお姉さんもとはないと思いますが、特にこちら側に見せる心理描写、風景描写が卓越していて、実力のある方だと思い…続きを読む
幼い頃に憧れた歳上のあのひと……。その背中を追って、いつまでも傍に居たい──そんな思い出が私にもあります。 片手で数えられる年の差も人生では大きな障害となり、恋を実らせるのを困難にする。初恋…続きを読む
題材は年上への密かな想い。在り来りではありますが、少年を中心とした心情の変化がブレる事無く書かれており、イメージが直ぐに浮かんでくるシンプルさが好印象でした。今後の作品楽しみにしております。
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