小説を書く葦。 主に現代~近未来モノ中心で、現代ファンタジー、VR、異能系ジャンルを趣向としているゲーム脳人間。
海を望む崖を舞台に、危うくもしっとりと落ち着いたストーリーが静かに進行していきます。生死というテーマはやもすると個人的主観が入り込み、押しつけがましくなってしまうと思うのですが、この作品は独特な死生…続きを読む
生き場所を求める『僕』と、死に場所を求める彼女。彼女からシャングリラという言葉を聞いた『僕』は、次第に彼女の語るシャングリラに引き込まれていきます。月や星は天蓋に空いた穴。毎夜そんな話を交わす二…続きを読む
夜の世界に広がる、月と星の光。そして、シャングリラ。この作品が纏う、不思議な切なさに胸がずっと締め付けられました。生き場所を求めている僕と死に場所を求めている彼女。この2人の会話劇です。世界…続きを読む
生き場所と死に場所、それは遠いようで近くて。生きる場所を探す主人公と、死ぬ場所を探すヒロインの邂逅は、シャングリラへの紀行となって私たちのもとに届きます。手放しで素敵な掌編だと感じました。
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