信号が二つあるとして一つしか見えない。二人の本当のライ。打ち付けて。想危険ゴー。赤の色。混ぜると危険な音がする。何と昼。青となり得て成らず恋のすれ違い。 タイムマシンができるなら、もしも他の呪文も? ユメが広がります。もしやもしやと進んで行くところが特筆される。
あの時にああしておけば…、失恋するたびにそう思った。きっとそれは僕だけではなく、この物語のタイトルに惹かれた人であれば、等しく抱いた願いだろう。ただ、こうも思う。もし過去に戻れたとして、物事が願う通りに進んだとして、はたして嬉しいのだろうか、と。時に叶い、時に破れるからこそ、恋は尊いのではないかと。そんなことを考えつつ、読み進め、結末へ。詳細は記せないが、あぁ、これがいいかも、と思った。
タイトルを読めばもちろん、告白の結果は? どうなったの? と気になります。成功でも失敗でも物語として成立しますし、必ずハッピーエンドでなければならないわけでもありません。でも……ああ、そんな殺生な。予想を裏切る結末に、そう言いたくなってしまいました。短編ならではの、裏切りの物語でした。
ヒロインまでタイムスリップしていたのは予想外でした、、、。王道ストーリーもいいですが、振られる側のストーリーも面白いですね
でも、大どんでん返しが、また素晴らしかったです!切ないけど、これが青春ですよね!!
告白したら「昔は好きだったが今は付き合っている人がいる」と断られた主人公。気が付くと十年前に戻っていたので、この時点なら俺のことが好きで付き合っている彼もいないだろうと告白することを決める。だが想像も出来ない結末が。ネタバレしない程度の説明はここまで。これは教訓です、人生の。筆者自らの経験から綴られているとのことで、説得力のある教訓です。今、決断し、今を生きましょう。ストーリー自体は軽く読めるものなのでお勧めです。
文章読みやすくて、おもしろかったです!10年前に戻れたら素敵ですね!
あ~○○年前に戻ってやり直したい。そんなあり得ない願望を誰もが一度は抱いたことがあるでしょう。私も思ったことあるな~と思いながら読んでみて、なるほどと納得しました。過去に戻ったって上手にやり直せるとは限らない。だから過去のことはもう忘れて堂々と今を生きていいんだと勇気をもらいました。おすすめです!!
過去には戻れないはずなのに、妙にリアリティがある。そう感じるのは筆者の人生経験が下地にあるからでしょうか。面白かったです。
主人公にとっては(読者にとっても)思いがけない結果になりますが、主人公の好きな相手は主人公をとてもよく理解していて、これからもまた別の意味を帯びて彼の人生で大きな意味を持ち続けるんだと思いました。振り返れば振り返るほど味わい深い作品だと感じます。あとがきがあって作者さんの執筆背景や想いが垣間見れるのもとても良かったです。
ああしていればよかったか、こう言っていればよかったか、と人はいつも後悔を繰り返すのかもしれない。そんな思いが主人公を過去に引き戻した。または、それは彼の強い想いだったのか。過去と現在が、人の心のように絡み合った素敵な物語。
高校時代の親友に告白し、フラれた主人公。だが、その親友は高校時代、主人公のことを好きだったと言う。そして、主人公は10年前に戻っていた。 結末には、現実はそう甘くはない、と思い知らされます。最後の一文に、悲哀と諦めといった感情が含まれているようで、切なさを感じます。
人生は辛く、だからこそ美しい。後悔を繰り返しながら、人は成長し、だからこそ今この時を大切にしなければならない。やり直したい事もあるだろうが、戻って何になろうというのか。主人公がこれを糧に前に進んでいけるならば、後悔すらも今を生きる原動力である。
同窓会で高校時代に仲が良かった彼女へ告白したが、フラれてしまった主人公。次の日、目覚めると10年前に時間が戻っていた。今の彼女に告白すれば、付き合えるかもしれない!…そう思い告白するのだが!?なるほどな…と思いました。人生そんなに甘くないよ。あの時、ああしてればって考え直すことはいっぱいありますよね。
とにかく、先の展開が楽しみで読み進めていたらまさかの!?になって、とても驚きました。それに、なんだろ。もう。とにかくすごかったです!!
短いからこそ、余計に心にくるものがある。この小説は、それを体現していると思う。
まさかの最後に驚きましたが、面白かったです!
大体他の方のレビューと同じ意見ですが、当方ちょっと捻くれ者なので、個人的にはここで完結するのではなく、この後も主人公の人生が続くのだし、どう立ち直れるのか、そちらの方が描くのが難しそうなので見てみたいなと思いました。