もし過去に戻れたとしても…

あの時にああしておけば…、失恋するたびにそう思った。きっとそれは僕だけではなく、この物語のタイトルに惹かれた人であれば、等しく抱いた願いだろう。

ただ、こうも思う。もし過去に戻れたとして、物事が願う通りに進んだとして、はたして嬉しいのだろうか、と。時に叶い、時に破れるからこそ、恋は尊いのではないかと。

そんなことを考えつつ、読み進め、結末へ。

詳細は記せないが、あぁ、これがいいかも、と思った。

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