10代から随分と遠くへ

一度読み、正直意味を理解しきれなくて、もう一度読み直した。そして、もう一度……。三度目、途中で止めた。

紹介文に、10代をテーマにした詩集、と銘打ってある。
僕は10代から随分と遠くに来てしまった。理解はしきれないだろうし、理解しようとする行為自体が、つまらない大人になってしまった証拠なのだろう。

頭ではわからなかったが、でも、不思議と、懐かしさのようなものは覚えた。
僕も、かつては10代だったということか。