生き場所と死に場所、それは遠いようで近くて。生きる場所を探す主人公と、死ぬ場所を探すヒロインの邂逅は、シャングリラへの紀行となって私たちのもとに届きます。手放しで素敵な掌編だと感じました。
センゴク・ホヅミと申します。 小説家として身を立てるべく奮闘中です! よろしくお願いします!
生き場所を求める『僕』と、死に場所を求める彼女。彼女からシャングリラという言葉を聞いた『僕』は、次第に彼女の語るシャングリラに引き込まれていきます。月や星は天蓋に空いた穴。毎夜そんな話を交わす二…続きを読む
ただただ、美しいお話でした。生きる場所を探す男と、死ぬ場所を探す女。彼女は、どこから自分の死ぬ場所はここだ、と思っていたのだろう。少しいじわるな顔で笑うのは、死に場所を探しているゆえだろうか。…続きを読む
夜の世界に広がる、月と星の光。そして、シャングリラ。この作品が纏う、不思議な切なさに胸がずっと締め付けられました。生き場所を求めている僕と死に場所を求めている彼女。この2人の会話劇です。世界…続きを読む
真夜中の崖に二人立ち、満月の光を浴びる彼女は意地悪な笑みを浮かべてくっくっと笑いシャングリラへの憧れを嘯く。「もし行けるのなら、私はシャングリラに行きたいわ」それは生き場所を求める男と死に場…続きを読む
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