お話を読んで泣いてしまいました。これから明るい星を見るたびに、「そういえばこんな美しい物語を読んだことがあったなぁ」と頭の片隅で思い出してしまいそうです。その度に私の心の中が、ほっとあたたまるんだと思います。
文章を書くのが好きです。緻密な文章を好んで読みます。長文が苦手です。よろしくお願いします。
生き場所を求める『僕』と、死に場所を求める彼女。彼女からシャングリラという言葉を聞いた『僕』は、次第に彼女の語るシャングリラに引き込まれていきます。月や星は天蓋に空いた穴。毎夜そんな話を交わす二…続きを読む
夜の世界に広がる、月と星の光。そして、シャングリラ。この作品が纏う、不思議な切なさに胸がずっと締め付けられました。生き場所を求めている僕と死に場所を求めている彼女。この2人の会話劇です。世界…続きを読む
生き場所と死に場所、それは遠いようで近くて。生きる場所を探す主人公と、死ぬ場所を探すヒロインの邂逅は、シャングリラへの紀行となって私たちのもとに届きます。手放しで素敵な掌編だと感じました。
生き場所を求める〈僕〉と、死に場所を探す〈彼女〉。そんな二人が出逢い、見出だした結論とは――。何かの本で「名作とされる小説は必ず死か愛について書かれてる」なんて文章を読んだことがあるけど、本作では…続きを読む
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