皇帝の七男坊アシュレイ。
彼は剣の腕もからっきしで、優秀な兄も居る。
そのうえ出自を伏せられた七男では皇帝を目指せはしない……寧ろいつかは本当に居なかった者とされるかも知れない。
そんなある日、趣味の発掘より掘り当てしは邪なる竜ジラント。
竜は一人の少女となり、彼に奇書を授ける。そこに記された悪たちをスコップで埋めてゆけば、生き残るための道が出来るというのだが……。
出生の秘密、そして邪の道からの懲悪。
予想も付かない角度からアシュレイは断罪を繰り返し、この世界を生き残る。
――『スコップ』を主眼とした本作は気持ちいい程に悪党へ向け振り抜かれ、埋められていきます(物理的に)
この作品に出会えた皆様は、もしかしたらドハマりファンタジーを掘り当てたのかもしれません。