この物語の凄さを感じてください!

この話は確実に短編です。
でも読んだ後、長編を読んだような、2時間近くの映画を見たような、そんな気持ちになります。
それだけ内容が濃いのです。

ひとりの少女と彼女を世話するためのディーナーの青年、この二人の関係は後に明らかになるのですが、設定から何まで驚きの連続でした。
これ程のものを短編で読めるとは思っておらず、改めて詩一さんという物書きの底知れぬ力を感じています。

短編ですよ。
たった8話の短編で、こんな事ってあるんだと……

それだけに言葉が洗礼されていて、無駄なものがどこにも見えない。
正直に言います。
参りました。

私の目指すものがここにあったという気持ちです。
書けるものなのですね、このような物語が……
彼の凄さを感じた作品です。

素晴らしいです。読んでください!これは読むべきです!

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