天才と天然は紙一重⁈ 最強系天然美少女、現る!

 VRの世界で、老人は魔法陣の起源に関する書籍を探して、図書館にいた。しかしその本はすでに魔法陣使いの大男が読んでいた。貸せ、貸さない、のやりとりをしているところに、一人の美少女が乱入する。そして、図書館の上空に謎の黒い球体が出現し、世界にひびが生じる。
 三人はVRなのか、異世界なのか分からない世界に行き着く。しかしそこにいたのは、一人の青年と二人の美少女だった。さて、誰が誰?
 そんな三人は異世界のようなところで、人を探すべく、川に沿って旅を始めることに。一人の美少女は「超」がつくほどの、天然だった。魔法陣を教えてほしいとねだるので、他の二人が魔法陣を教えるが、コップ一杯の水を生成する魔法なのに、彼女が生成するのはなんと大雨。万事がこんな調子だ。しかも何故か彼女の魔法力だけが無尽蔵であるかの如くだ。
 そんな三人は、巨鳥に襲われていたところを、美少年とそのメイドに助けられる。美少年とメイドには何か秘めた物があるらしいのだが、とりあえず三人は世話になることに。そんな中、雷を始めて見たという美少女は、「奇麗だから閉じ込めてみたい!」と言い出して、何と本当に雷を閉じ込めてしまう。彼女の天真爛漫な性格は、それぞれが抱えている心の闇にも光をさしていく。
 
 果たして、白い立体と黒い球体の正体は⁈
 そして、天然美少女の正体は?
 さらに、それぞれの恋愛感情や尊敬の念が重なり、絡まって⁉
 VRでも異世界でもないなら、この世界は一体?

 是非、御一読下さい。

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