ハンナの魔法陣修行 ~天然美少女の魔法がなぜかいつも暴走する件~

作者 譜田 明人

57

20人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!


一章までの感想になります。

異世界物、というと、現実→異世界か、異世界→現実かというのがメジャーですが、間にVR世界が入ってきます。

最初、VR世界でアキとヨシミーは姿形も違う出会いを果たすのですが、その後ハンナちゃんを加えた三人で異世界へ飛ばされてしまいます。

現実世界の見た目になった三人。
魔法陣を使えるのがハンナちゃんだけ?

慣れない世界に苦戦しながら、三人がどうなっていくのか……これからの展開が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

近未来。VR世界から異世界へと転移されてしまったアキとヨシミーとハンナ。もとの世界へ戻るべく異世界を歩き進めるうちに、世界の構造が明らかになってきて。でも……あれ……? ハンナとアキは、『どこかが』違うような?

これは、人が人を好きになっていく過程を丁寧に描いた物語です。
主人格のアキとヨシミーとハンナ、そして途中参加のジェイは、まずは「一人の人間」として登場します。もちろん、相互の人に対しては「仲間」であったり、時には「協力者」の関係であるように振る舞います。いきなり「好き好き!」みたいな恋愛レボリューションはないわけです。
だけどこの四人の間で、すこしずつ関係が動いていきます。この微妙な進展……丁寧さが本当にうまい。筆者の力によるものだと思います。それはなぜかと考えたのですが、異世界での生活を丁寧に描かれたからではないでしょうか。冒険の部分は冒険を、謎解きの部分は謎解きを、そしてもちろんアキたちには一日の冒険を終えた後の時間というものがあるわけで、その生活の部分も丁寧に描ききった結果、異世界にあったとしても痛烈なリアルさを表現できたのではないかと思います。読者はきっと、「あ、異世界に行ったらこういう生活をするだろうな」「こんなドキドキがあるかもしれない」と感じながら読み進めることができるでしょう。筆者は異世界での「時間」をきっちりイメージしながら書かれています。あっという間にシーンがすっとんだり、現代っぽさの抜けない行程が続いたりということはありません。長々しく感じさせるどころか、小気味よいバランスで冒険と謎解きと生活の三要素を展開させてくれます。

なお、ヨシミーがめちゃくちゃかわいいです。
先ほどこの小説は「人が人を好きになっていく物語」と申しましたが、心の動きに関して一番かわいらしいのはヨシミーというヒロインでした。冒頭ではどこか冷静で飄々としている彼女。だけ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

わたしは普段、異世界ファンタジーはあまり読みません。小さい頃から理数系が苦手で、難しい説明とかも全然分かりません。そんなわたしが、この作品を最後まで楽しく読めたのは、知的で優しく説明上手……説明が非常に細かいアキのおかげ──と、「えーんアキさん分かりませーん!」とわたしの代わりに叫んでくれたハンナ、そして「それじゃ分かるわけないだろ!」とアキに言ってくれたヨシミーのおかげです。

この三人が、ストーリーの中心となる人物なのですが、とにかくかわいい。それぞれ本当に違う性格で、得意なことや苦手なことも全く違う。そんな三人が、協力しながら、それぞれに努力しながら向き合って成長していく姿は、どこか微笑ましく、そして羨ましいとすら思えるほどに眩しい。

ハンナはいつでもまっすぐで一生懸命
ヨシミーは自分の素直な気持ちと向き合うことの大切さを知り
アキは「大切な人を守りたい」という信念を胸に絶対に諦めたりしません。

三人とも、ゆっくりと、だけど確実に成長していく。その姿を、見守ってみませんか。

途中、アキの説明に「??」となっても大丈夫! すぐにハンナが「えーん分かりませーん!」と叫んでくれて、「アキ! それじゃ分かるわけないだろ!」とヨシミーが言ってくれて、アキがまた分かりやすく教えてくれますから。

計算し尽くされた譜田ワールドで魔法陣の渦に飲みこまれてみて!

★★★ Excellent!!!

ゲームの世界に居たはずがいつの間にか異世界に転移してしまっていた、アキ、ヨシミー、ハンナの、ドタバタ魔法陣珍道中!

とにかくキャラがみんな個性豊かで可愛いです。色々ぶっ飛んでる(褒めてる)ハンナ、たまにぶっ飛んでる(褒めてる)アキ、実は一番可愛い(個人的意見)ヨシミー。
魔力は膨大だけどとにかくポンコツなハンナに、アキとヨシミーが魔法を教えながら旅するファンタジーなのですが、とにかくハンナが毎回やらかしてくれるので、「今日は何をしでかすのか…」とそわそわ見守るのが楽しい作品です。

きっと皆様も読み進めるたびに、ハンナの

「えーん! わかりませんー!」
「えーん! 知りませんー!」
「えーん! 何もしてませんー!」

を待ち望んでしまう事でしょう。
さて、それでは皆さん叫びましょう。

えーん、ハンナー! 好きですー!!

★★★ Excellent!!!

 VRの世界で、老人は魔法陣の起源に関する書籍を探して、図書館にいた。しかしその本はすでに魔法陣使いの大男が読んでいた。貸せ、貸さない、のやりとりをしているところに、一人の美少女が乱入する。そして、図書館の上空に謎の黒い球体が出現し、世界にひびが生じる。
 三人はVRなのか、異世界なのか分からない世界に行き着く。しかしそこにいたのは、一人の青年と二人の美少女だった。さて、誰が誰?
 そんな三人は異世界のようなところで、人を探すべく、川に沿って旅を始めることに。一人の美少女は「超」がつくほどの、天然だった。魔法陣を教えてほしいとねだるので、他の二人が魔法陣を教えるが、コップ一杯の水を生成する魔法なのに、彼女が生成するのはなんと大雨。万事がこんな調子だ。しかも何故か彼女の魔法力だけが無尽蔵であるかの如くだ。
 そんな三人は、巨鳥に襲われていたところを、美少年とそのメイドに助けられる。美少年とメイドには何か秘めた物があるらしいのだが、とりあえず三人は世話になることに。そんな中、雷を始めて見たという美少女は、「奇麗だから閉じ込めてみたい!」と言い出して、何と本当に雷を閉じ込めてしまう。彼女の天真爛漫な性格は、それぞれが抱えている心の闇にも光をさしていく。
 
 果たして、白い立体と黒い球体の正体は⁈
 そして、天然美少女の正体は?
 さらに、それぞれの恋愛感情や尊敬の念が重なり、絡まって⁉
 VRでも異世界でもないなら、この世界は一体?

 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

まず一話目で、舞台となるVRMMO「マギオーサ」の世界が非常に綿密に、美しく描かれています。“この世界で遊んでみたい!”と期待に胸が高鳴りました。

しかし、いざゲームの世界が現実となった時、様々な“リアル”な問題が主人公・アキ達に降りかかります。

魔法の原理とは?
物理法則はどう働くの?
服が濡れたらどうする?
魔物に殺されてしまったら?

皆さんもゲーム世界への転移ものを読んだ際に、一度は疑問に思ったことがありませんか?
この作品は、ゲームを現実に落とし込んだ時に発生するであろう様々な疑問に、丁寧かつ説得力をもって解釈を提示します。
それゆえ、読者もなるほどなるほど、と納得しながら「マギオーサ」の世界に没入することができるのです。

さらにキャラクターも非常に魅力的。
知的で穏やかな草食系男子のアキ、クーデレ天才美少女のヨシミー、そしてドジっ子“天災”美少女のハンナ。
それぞれのキャラクターが個性的で、小難しくなりがちな世界観の説明をドタバタ珍道中で彩り飽きさせません。

さらにさらに!!
最近ヨシミーがデレてきた!!
クーデレが!デレてきた!!(大事なことなので二回言いました)


じれじれ進む甘酸っぱい恋模様からも今後目が離せません!