概要
何も無い自分を、彩りたい
突如異世界に転移した、日本人の19歳の青年「今一色 翔」。ゲームでもないチートもない、魔法を使うこともできない。あるのは代々受け継いできた剣術「今道四季流剣術」と足元に落ちていたパレットソードという名の謎の剣のみ。見慣れない異世界に翻弄されながらも暖かに多くの人に支えられながら成長してゆくハイファンタジー小説。自分とはなにもので、何を為すべきなのか。その両手で守れるものとは、迫りくる運命と脅威に「今一色 翔」はどのように立ち向かうのか。これは、何者にもなれない、されど生きてゆく轍を示す自身の中にある魂のキャンバスに「色」を描いてゆく物語。