概要
茉莉花は一夜花なんだ。だから、輝けるのは、今夜しかない。
好意や勧誘を全てフり続けている、高専生の香月茉莉花は才色兼備と頭脳明晰に、損得勘定を併せ持った人間だった。物心ついたころから、得が見込めない話は合理的に全て断ってきてきた。
ある早朝、彼女は日課の散歩中に四阿を覚ますと、ひとりの青年・南雲秀に出会う。
山燃ゆる季節、彼のただひたすらに優しい虚言に彼女もまた火をつけられてしまう。そして茉莉花は初めて自分が「損」だと信じていたものに足を踏み出していく――。
前作『形而上の愛』から少しずれた世界線で繰り広げられる、語りつくせなかった話を収録した、高専で青春をひた走る者たちの青春群像劇。
ある早朝、彼女は日課の散歩中に四阿を覚ますと、ひとりの青年・南雲秀に出会う。
山燃ゆる季節、彼のただひたすらに優しい虚言に彼女もまた火をつけられてしまう。そして茉莉花は初めて自分が「損」だと信じていたものに足を踏み出していく――。
前作『形而上の愛』から少しずれた世界線で繰り広げられる、語りつくせなかった話を収録した、高専で青春をひた走る者たちの青春群像劇。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?