3 肝試しと大掃除 side B
別に言語学系を真面目にやったことあるのかというとそうでもない(完全に趣味)んですよね。
1 もぐむしゃタイム(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557139456431)より
・切り
引きずるほどに
足首ぐらいの長さで
ここでの想定は明治以降の
・
一口に
現代の一部神事で使われる簡易なもの、
上がるが、ここでは
おそらく現代の巫女装束の
長さは腰程度に
神事の際に
貫頭衣がベースではあるが、前身頃が開いており、
現在一般の着物と同じように重ね合わせ、そのまま
両裾を腰の石帯に挟み込むようにして着用した。
特徴的なのが右袖についた赤い
白地に
タイプの草木染め)で模様をいれるのが通常だが、
ここでの想定は入れてない。
(自分が描くにあたって障害になりかねないから)
2 起きながらの
・
夢の語源。
4
・
『古事記』で黄泉の国から
帰り着いた場所。
5
・
ここで語られる十二柱の総称。
あるいは
の四柱(
6 winding & straight(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557411849431)より
・
『古事記』でだと他に
まとめて
・
『古事記』のみに記載があり、
ではある。
のだが、未詳。
同じ語根なのではとも言われるがその場合は
・
『古事記』の神の名の特に末尾によく付くのは、
ヒ、チ、ミの三音であるが、ここで言う通り、
ヒは霊的な力、チは精霊程度、ミは神霊程度という
ぐらいの違いがある。
チの例は
7 正常とは直ぐである(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557443859894)より
・なおす
関西以西では「なおす」に原状復帰の意味合いが
ある。
これは古語の「
(正しくする、元通りにする、修繕する、改める)が
引き
逆に関東圏以東では「元通りにする」に相当する
「片付ける」、「仕舞う」が人口に
「直す」を上回った結果であろう。
……中心地で使われなくなった古語が末端地の方言
として同心円的分布で生き残るケースと比較すると
めちゃくちゃ興味深い。
8 Aurea mediocritas.(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557460620050)より
・Aurea mediocritas.
アウレア・メディオクリタース
ホラティウスの言葉。黄金なる中庸。
・
『論語』の一節。単純に「過ぎたるは及ばざるが
ごとし」と言われる方が多いが、言いたいことは
「過度は不足と同等である」ということである。
・直系子孫
地理的、文法及び音韻的に考えてイタリア語は
ラテン語の直系子孫と言える。まあ音韻的には
スペイン語やポルトガル語
逆に音韻がめちゃくちゃ崩れたけど子孫ではあるのが
フランス語。子音の発音制約のせいで同音異義語が
多すぎる。
とはいえ、ラテン語から直接発生した言語に残って
いることが多いのは動詞の活用であり、逆に
後世ラテン語文法を取り入れた結果、格変化を
持っているのがゲルマン語系譜のドイツ語である。
子孫たちはこの格変化の複雑さに早々に見切りを
つけてしまったらしい。それでも動詞の変化も
なかなかよ、お前ら。
まあ、英語においてはこれらがとんでもねー割合で
入り混じった混沌である(ケルト語系のところに
ゲルマン語系が上書きして、少なくとも初期は
フランス語経由でラテン語由来の語彙が入って、
表記統一と音韻変化が同時期に発生して……
9 medi- 中 -terr- 地 -aneus 形容詞形成語尾(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557510937114)より
・medi- 中 -terr- 地 -aneus 形容詞形成語尾
mediterraneus。メディテッラネウス。
ラテン語。内陸の。
「中」を意味するmediusの語幹のmedi-、
「地」を意味するterraの語幹の-terr-に
形容詞として成り立たせるための-aneusを
ドッキング。
結果、「地の中」というか「地の間の」で「内陸の」
になる。なおラテン語の造語能力は低めである。
・data
実は複数形だった。
原義は与えられたもの。つまり我々が言うデータは
情報処理機器に与えられる情報であるという
こと。
単数形主格が-umで終わる場合、中性の第二変化なの
で複数形主格は-aになる。
・mid-、med-
言語の進化上、eとiはよく混線する。
実はshi⇔chi⇔kiとかもあるけど。
10
・十九世紀末
この頃めちゃくちゃ降霊会やったりしてるし、
あのオカルティスト、アレイスター・クロウリーが
温まってきた~エンジン稼働しだした、ぐらい。
コナン・ドイルさえ
コティングリー妖精事件もだいたいこの辺。
・
ある意味、教会がかたくなにギリシャ語の聖書を
使い続け、共通言語としてラテン語を使用して
いたのはこれに近いかもしれない。
まあ、プロテスタントの台頭というか、ルターが
何石も投じちゃったんですけど。
・敬意の時限性
分かる通り、本来は敬語である。
・
『古事記』だと頻出。
11 ふいんき(何故か変換できない)(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557580798234)より
・使用頻度が高い語ほど、文法上の
ここでは英語のbe動詞を上げてるけど、まあ、
他のラテン語系言語のbe動詞相当も大体不規則変化
である。
逆に言えばそれだけ使われる語なのだ。
・
中学頃にやってるはず。
ウ音便、イ音便、
ウ音便は特に関西弁での形容詞上に現れがちな
「-く」からのk脱落や、イ段の音のウ段化(この場合
古典語彙上からそのまま現代語彙に流れ込んでる
のでわかりにくい)、イ音便も同じく形容詞の
「美しき→美しい」のようなk脱落タイプと
「聞きて→聞いて」の「い」への変化、
・
フランス語やった人にはリエゾンとかアンシェヌマン
の
語末の子音がその後続く語の母音に影響されて発音
されるというやつ。
日本語においては
ものなので、
反応(文字的に本来は「はん-おう」だがn+oで
・
本来的な音の位置が入れ替わる現象。
小さい子はめちゃくちゃ起こすが、ここで引き合い
に出してる「ふんいき」のように、単純に発音難度
の問題によって変化し、根付く場合もある。
秋葉原(あきばはら:
もそれ。
12 穏やかな混沌より荒々しき秩序(https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014/episodes/16817139557609086024)より
・
ウィキペの任意のページから別の任意の項目の
ページにいくのに六回以内で
というのは割と有名な話か?
私は事前にそれを知った上で、人での例を司書資格
取得の講義で聞いてびっくりしたよね。
・
構造としては川に沿った堤防に流れとは反対方向に
斜めの切れ込みを入れる。
\ │ ↓川の流れ
\ │
│ /
│ /
│ │
こんな感じ。水量が増加すると、切れ込み部分から
水が逆流して
収まれば、自然と切れ込み部分から水が川に
戻るシステム。
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