天空の標

作者 蜜柑桜

二つの国の宝に起こる異変と迫る刃。聡明な王子は悠然と立ち向かう。

  • ★★ Very Good!!

物語は、主人公カエルムが隣国のテハイザを訪れるところからはじまります。
カエルムの国であるシレアと隣国のテハイザは、緊張関係にあります。
それを解決するために、カエルムは王子でありながらもテハイザ王に会いに来たのですが……そこで、テハイザそしてシレアに異変が起こり、カエルムは予期せぬ事態に巻き込まれていきます。

主人公のカエルムは好青年でとても好感が持てますし、彼に振り回されぎみな従者ロスも魅力的です。
さらに、明るい少女スピカや穏やかな青年クルックス。出てくるキャラがみんな印象に残ります。

それだけでなく、描写がとても美しいです。この物語で、カエルムはほとんどテハイザ城から出ないのですが、飽きません。
城の美しい造形、城から望む海と空……まるで彼とともにテハイザ城を歩いているがごとく、風景が目に見えてくるのです。


その中で起こる、テハイザそしてシレアでの異変と見えないテハイザ側の思惑――カエルムが無事に事態を切り抜けられるのかどうか、見届けてみませんか?

ちなみにこちら、世界観設定と時間軸を共有する姉妹作品もあるようですが、この作品だけでも十分に楽しめます!

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