概要
「一週間後の文化祭までに、校内の『部長』全員にインタビューしろってー!?」
ドタバタ新聞部企画の火ぶたが切って落とされた!
新聞部長、幼なじみの年上男子と、その親友。
彼らとともに走り回るうちに、早夜はある大切なことに気づく――。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!無謀なミッションを果たすべく、女子高生は吠え、取材し、疾駆する!
文化祭まであと1週間、早夜は新聞部部長からとんでもない指令を受ける。
” 校内全部活の部長44名のインタビュー記事を、部誌として発行せよ!”
言い出しっぺのくせに全く使えないあほ眼鏡部長に毒づきながらも、早夜はインタビューを敢行するべく奔走する…!!
この短編は、激烈に面白い傑作長編「コード・オリヅル」のスピンオフ。本編では僅かにしか触れられなかった、楽しい学園生活が描かれています。
主人公は相田早夜。本編では登場シーンこそ少ないけれど、重要な役割を担う人物です。
本編同様、掛け合い漫才のごとくテンポの良い遣り取りが小気味よく、読み出したら止まらなくなる面白さ。
登場人物もみな魅力的で個性…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怒涛の展開と勢い溢れる学園青春物語!
短編学園物語です。
文化祭前に過密スケジュールの中、ドタバタと疾走感のある展開が読み手を夢中にさせてくれるでしょう。
主人公(相田小夜)の活発な行動力。元気の良い明るさ。一生懸命で真っ直ぐな姿。そんな彼女の性格が本作をより楽しい雰囲気にし、数々のキャラクターの魅力を更に引き立てていました。この登場人物達も曲者揃いで面白いんです。
読後の清々しい味わいを是非堪能して欲しい。人間関係も面白く描かれており、複雑なようで単純。単純のようで複雑。そう言ったバランスの良い魅力を内包した作品です。
気軽に読める分量で、満足ある読後感。
オススメです。 - ★★★ Excellent!!!ドタバタ新聞部の取材紀行!
新聞部紅一点のヒロインに与えられたミッション、それは校内で活動する部の部長全員へのインタビューという滅茶苦茶なもの。
しかもミッションと言いつつ、それは部長の無茶ぶり。
だがそれで挫けるヒロインではない。
彼女とて文化祭や新聞部にしっかりと思い入れがあるのだ!
とはいえ文化祭まではあと一週間……どうすれば……
「まずは君の彼氏に連絡を取ることだ」
「そんな生物、この時空に存在しませんけど?」
はてさて、彼女はミッションをクリアできるのか? そして無茶ぶりした部長の真意とは?
どうやら『コード・オリヅル』という作品のキャラのようですが、これ単体でも面白く読めます。 - ★★★ Excellent!!!締切刻限が迫るなか、部長が課した無理難題! そのために、走る! 奔る!
文化祭まで、あと一週間と迫るこの時、新聞部の紅一点であるヒロインに、とんでもない命題が与えられた。
それが……、『校内で活動する部の部長全員へのインタビュー』だった。
そして、驚愕するヒロインに向かって、もうひとりの新聞部員兼部長から、命令が下された。まずは、幼なじみのもとへ行くように……と。
そこでは、幼なじみが、意外と思いのほか結構、活躍……というより暗躍していた。
ヒロインは、与えられた命題をクリアすることができるのか?
その命題を課した新聞部部長の意図……とは?
この、コメディ調の現代ドラマは、長編作品のスピンオフのようである。だからといって、こちらが物足りないと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!紅一点の新聞部員が駆ける!
新聞部員の女子高生が課せられた無茶なミッションに奮闘する青春コメディ。
同じ作者の作品である『コード・オリヅル』の番外編としても楽しめます。
物語の紅一点である主人公、早夜が明るく元気で、物語をどんどん引っ張ってくれます。
彼女を取り囲むクセのある脇役も面白く、『コード・オリヅル』のメインキャラである「猟犬コンビ」が別の目線から語られるのも新鮮です。
テンポのよい軽快な語り口と、ボキャブラリーを駆使した鋭いツッコミ。いきいきと絵が浮かんでくるようで、4話すべてが読むエンターテイメントです。
さまざまな部活や部長に出会うことで人の知られざる一面を垣間見ること、そしてずっと不明だったこのミッ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!アホ部長に命じられた無茶で無謀なミッションとは?
タイトルからして興味をそそりますが、中身の方も楽しさみっちりです。
新聞部の一年生が部長に命じられた無茶なミッションとは!
という導入からノンストップで物語が展開していきます。
そして彼女の物語の脇役として登場するのが、作者さんのもう一つの作品『コード・オリヅル』に登場する面々。
コード・オリヅルを読んでなくとも、その生き生きしたキャラクター造形であっという間に作品世界へと入り込めます。
入り込めますが、やっぱりね、長編の方を読んでいると楽しさが倍増するんですよ。だからこれをきっかけにぜひ、コード・オリヅルも読んで欲しい。
アクションエンターテイメント全開の、それはそれは面白い物語です。…続きを読む