11篇 檻に繋がれた人形

檻の中に繋がれた

人形で居たい…


未知の世界を見ることは

恐怖でしかない


不安でいっぱいになる…


重たい枷を嵌められ

冷たい檻に

閉じ込められていても

私はそれに安心感を覚える


その中では

私は何も考えなくていい

他人に身も心も預け

ただ眠るだけ…


外の世界を

未知の世界を

感じることなく

深く、深く眠る…


この檻から出ることは

この枷が無くなることは

ただ、ただ不安に想う…


自分一人で何かを考え

前に進むことは

恐怖でしかない…


でももう、檻も枷も

私を拘束することはない

自由に羽ばたくことを

彼らは望んだ…


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