16篇 片翼の天使達

あなたの隣に居るのは

当たり前で

隣に居ないことが

不自然で不思議なこと


いつの間にか

私があなたの隣に居ることが

当たり前になった日々


いつの間にか

あなたの隣に私が居ることが

当たり前になった日々


それでも

別れは静かに訪れる


別々の道を

歩むと決めたあの日

私達は片方の翼を失った


それでも後悔はない

お互いの夢が叶うことを

願っているから

離れていても

心はいつも一つ

お互いを想い合っている


片方の翼が無くても

自分の力で

歩いて行くと決めた


そして無くした翼に

恥じないような

自分になりたい


そう想うけれど

やっぱり寂しいよ

だから 、

たまには会いたいな…


今日、

会いに行ってもいいですか



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る