【詩集】感情の花びら-過去作-

歩朧

1篇 不変をかたどる虚無

心の奥には空洞が空いている

その空洞には誰も住んでいない


好きな人も

愛おしい人も

私にはいない…


誰かを思い、目をつむる

誰を思い、目をつむっても

心が動かされる事はない…

ときめきを感じる事はない…


…寂しい


虚しい人生に

自潮気味に笑む…


私が生きてきた人生の中には

私を引き止めてくれる人は

誰もいない…


広い目で

自分を囲む世界を

見られたのなら、

大切な人が見つかったのかな…


私の世界は

私と他人で出来ている


私と他人の間には

何も関係がない…

触れ合う隙間もない…


私と他人の世界を

変えてくれる存在は

いつか、現れるのかな…


虚しいと思っていた

人生に色を付けてくれる

そんな特別な人…

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