概要
ちっちゃなわんこは、屈託なく笑う先輩に恋をした
高校一年生の一夏は、ある日ギターを背負い学校へ忍び込む生徒を目撃する。ギターを背負っていたのは、軽音部の陽先輩だった。一夏はその日から、陽先輩会いたさに軽音部の部室へ通い詰める。
二人きりの部室で聴かせてくれるギターと歌声。昔飼っていたわんこみたいだと可愛がられる。自慢の髪の毛を褒められ、梳くように触れられるたび、どんどん陽先輩を好きになっていった。
毎日が楽しくて愛しくて、この時間がずっと続くと思っていた。
けれどある日、陽先輩には彼女がいるらしいことに気がついた。
わんこみたいな自分とは違う、しなやかな猫派の彼女。
募らせた想いを抱えたまま、一夏は先輩のライブを見に行く。目の前に突き付けられた現実に心をえぐられながらも、精一杯に強がって想いを断ち切った。
ほんの少しの青春だったけれど、とても愛しい時間を経験する。
二人きりの部室で聴かせてくれるギターと歌声。昔飼っていたわんこみたいだと可愛がられる。自慢の髪の毛を褒められ、梳くように触れられるたび、どんどん陽先輩を好きになっていった。
毎日が楽しくて愛しくて、この時間がずっと続くと思っていた。
けれどある日、陽先輩には彼女がいるらしいことに気がついた。
わんこみたいな自分とは違う、しなやかな猫派の彼女。
募らせた想いを抱えたまま、一夏は先輩のライブを見に行く。目の前に突き付けられた現実に心をえぐられながらも、精一杯に強がって想いを断ち切った。
ほんの少しの青春だったけれど、とても愛しい時間を経験する。