かんちがいの恋。まだ先はあるさと感じる終わり方。陽先輩はちょっとズルイ。青春の思い出にしましょう。だんだんわかる佐藤先輩の誠実さ。こっちのほうがヒロインには相応しいお相手。
軽音部の先輩ってカッコよく見えるんですよね。知らない世界があって、自分を貫いてて、それでいてちょっと見せるやっぱり同じ世界のヒトなんだって思わせる何かがあって。そんな軽音部の先輩に魅せられたわんこちゃんのアオハル。終盤のライブシーンがとても印象的でした。
軽音楽部の先輩&後輩の話。憧れの先輩のライブに準備して出かける乙女心とか、私は好きです。いっぺん経験したかった笑甘酸っぱい青春の1ページを体験したい方のおすすめのお話です。
想いの分だけ皺を作る主人公が賢くて切なくて、とても魅力的でやり切れない。この失恋(アオハル)を経験したことで、一夏はきっと、もっと素敵な女の子に成長していくんでしょうね。読み始めからくっきりと映像が浮かぶのはさすが!と感心するしかありません。柊さんの作品はどれも印象的で、そっと心に焼き付く物語ばかりなのですが、この作品は音楽を背景にされているので、私的に特にお気に入りの作品になりました。
主人公はこれと言って自慢できるものがない。しかし一つだけ、他人に褒めてもらえる物があった。髪の毛だ。 そんな主人公は軽音部の先輩に出会う。彼は主人公の髪の毛を撫でて、笑う。そして、主人公を「わんこちゃん」と呼ぶ。主人公は彼に惹かれていった。彼がライブの練習で忙しくなり、会えない日が続いたある日、主人公はライブのチケットを貰う。そして、ライブ会場で主人公が目にしたもの。それは――。 甘くて、切ない。 短くても凝縮した時間が、確かにここにある。 是非、御一読下さい。
軽音部が使ってた教室に忍び込む人を見て、入ってみると素敵な先輩が。そして、ヒロインは彼に恋をします。甘いです。青春の一時を過ごします。ラストが印象的です。浮かぶ映像が綺麗です!
明るく前向きなヒロインは、いつもの柊キャラでしたが、一夏はかなり賢い子でしたね。ゆえに失恋の耐え方も、他のヒロインに比べて安心して読めました。いつもは、あ〜あ、まったくこいつは!なんだけどね!読後感の良さは、さすがの柊節でした!