自慢の髪は、きっと貴方に撫でて欲しくて。

 主人公はこれと言って自慢できるものがない。しかし一つだけ、他人に褒めてもらえる物があった。髪の毛だ。
 そんな主人公は軽音部の先輩に出会う。彼は主人公の髪の毛を撫でて、笑う。そして、主人公を「わんこちゃん」と呼ぶ。主人公は彼に惹かれていった。彼がライブの練習で忙しくなり、会えない日が続いたある日、主人公はライブのチケットを貰う。そして、ライブ会場で主人公が目にしたもの。それは――。
 甘くて、切ない。
 短くても凝縮した時間が、確かにここにある。
 
 是非、御一読下さい。

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