死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。

面白い、と思わされました。
少しも愉快な話ではないのに。

何処までが現実で、何処からが虚構なのか。
真実はひとつではありません。
正解も重要なことではありません。
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
村上春樹の「ノルウェイの森」の一節を思い出しました。
最後に信じられるのは、自分の五感を使って確かだと認めたものだけです。
体験して見てほしい。
この小説に込められた、現実と虚構、その両方を。

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