比類ない、でも次に繋がらない才能がもし備わっていたら、あなたは?

人というなまものの質をよく知っておられる作者様と思います。

偶然にも見つけてしまった、自分に備わる才能のようなものを、開花させる方向に傾いてしまうのは、いのちの重力のようなもの。
お金になるとか、インフルエンサーになるとかは、気持ちいいけど副次的なものなのだ。

具体的な描写から、いのちの重力の向きが見えてくる。快作でした。

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