天唱鳥から始まる異世界の設定の説明とストーリーへの絡ませ方が上手く、始めて読む話なのに『これはそういう物だ』とストンと落ちてきました。丁寧かつ力があります。とても面白かったです。
世の中のおいしい物を全て食べるまでは死ねない
コンパクトにまとまった模範的なファンタジー小説でした。リーダビリティも高く、あっと言う間に読んでしましました。すごくよくできていると思います。細部にわたって設定が練られており、神話の織りなす世界観も…続きを読む
何よりもまずこの作品で一番好きな一文。「おれを呪う力を、時には誰かを助けるために使ってもいいはずだ」忌まわれて故郷を出て、それっきり。孤独でいることが唯一好きな人に報いる道だと、長い時を独…続きを読む
短い字数の中でよくぞこれほどのドラマと映像美を盛り込めたと思う。 冷たく凍りつく季節感、謎めいた召し使い、そしてストイックにしてニヒルな主人公。一つ一つの場面の盛り上げ方が実に秀抜で、クライマッ…続きを読む
不意に涙が流れるような、綺麗な出会いの話でした。報われなさそうな人が報われる話が好きです。救われなさそうな人が救われる話が好きです。それも、積み重ねの先に目指したところにたどり着くわけというでは…続きを読む
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