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概要
愛する者によって女となるか、男となるか【竹取物語異譚】
本来ならば性を持たない天界人のかぐや。
翁と嫗がはじめに「かぐや姫」と名を与え、おなごとして愛を注いだために、身体は女へと変質しようとしていた。
翁に拾われた満月の夜が近づくと女に、月が力を失う新月が近づくと男へと身体と心が変質しようとする。
「私は性を持つ人間などにはならない」
翁と嫗の存在が、現れた五人の貴公子の存在が、帝の存在が――人を愛する心がそれを許さない。
翁と嫗がはじめに「かぐや姫」と名を与え、おなごとして愛を注いだために、身体は女へと変質しようとしていた。
翁に拾われた満月の夜が近づくと女に、月が力を失う新月が近づくと男へと身体と心が変質しようとする。
「私は性を持つ人間などにはならない」
翁と嫗の存在が、現れた五人の貴公子の存在が、帝の存在が――人を愛する心がそれを許さない。
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