絵の中に住まう謎

アスコラク。
初めに出会ったときからのめりこむようになったこの物語は、シリーズ化となり私の心を掴んで放さない。
前作のシャクヤでは、とても悲しい物語に涙を浮かべながら読んだ。
今回、そのシャクヤにまつわる妹が絡む物語となっている。

ミステリーの要素を含む物語は、どこがどう何に繋がっているのか、先読みをしては楽しめるものになっていた。
広大な美術館を舞台に起こる事件を、おなじみの面々が解決していく。

最終的にシャクヤが選んだ自らの立場に、やはり私は心を熱くし涙が浮んだ。

是非、この切ない物語を読んで頂きたい。

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