死んで、生きる。人と関わる。感情が動く。そんな話だ

‪まずこの作品の魅力は、「睡眠病」「睡眠死」という設定を十二分に生かしつつも、人間関係やら感情の機微やら何やら、もっと近くて現実的なものがメインに描かれている点である。主人公が感じる疎外感、孤独感や、どうしようもない隔たり。そういったものが、間接的に、丁寧に、描かれている。そして、そのような重いテーマを扱っているにも関わらず、構成が良いために読後感はすっきりとしているのも魅力のひとつだ。‬

‪私的に本当にお勧めしたい作品である。このレビューを目にした方は是非この「睡眠死」を読んで頂きたい。‬

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