気持ちは分かります、とてもとても…。

 先日、明言されてしまったUNOのルールを題材にした短編です。

 私が最も吹き出したのは、1話のラストでした。

 小学生の頃、私もこういうやりとりをしながらUNOで遊んだなぁという、ちょっとしたノスタルジーに浸っているところへ、何の伏線も脈絡もなくやって来た彼には、周囲に人がいたら不審者かと思われるくらい吹き出しました。

 そして、いいたい事、いいたい気持ちが分かるというのも、笑ってしまった原因です。

 しかしながら、囲碁や将棋と違い、格式高さなどの高級感を持たないテーブルゲームのサガ、醍醐味といってもいいのが「ローカルルール」でもある…と感じているからこそ、オチについては考えさせられました。

 誰一人、間違った事はいっていない…でも笑ってしまいます。