薔薇の名の少女と宝石の精霊、二人の純愛に心ごと浄化される

薔薇の名前を持つ貴族の少女・メリルローザは、父の頼みで叔父のグレンの養女となり、彼の娘としてキースリング邸で過ごす事になります。
そこで出会ったのが、レッドスピネルという赤い宝石に宿る精霊・ヴァン。彼には「呪いの掛かった“呪われた品”を浄化する事が出来る」という特殊な能力があり、その力を使うには契約者の「血」を与えるという対価が必要なのでした。

そんなヴァンと契約することになったメリルローザは、自身の血を彼に分け与えつつ、叔父の収集してきた「呪われた品」を浄化して行く事になります。

最初は「契約関係を結んでいるだけ」だった二人ですが、徐々に絆が生まれ、「愛」が芽生えて行く過程がたまりません…!
特に最終話付近では、あまりの尊さに脳内が爆発して夜空に光り輝く星になれること間違いなし(私はそうだった)です!

もちろん二人以外の登場人物もそれぞれ魅力的で、みんなそれぞれの「愛」に溢れています。
優しい愛に溢れた物語を、皆様ぜひともご賞味あれ!

その他のおすすめレビュー

umekob.(梅野小吹)さんの他のおすすめレビュー15