想いは悠久の時を紡ぐ

 この物語には、始終愛する想いが語られています。

 物語の主人公の葵と藤臣の愛する想いはお互いの存在を確かめ合い、また自分も存在する意味を感じていくことで、再び愛する者に会えることを願い、この世界に存在しようとします。
 1000年という時を経て・・・・・・

 しかし、これはこの二人だけの物語ではありません。この物語に登場する者たちは、みんなは形は違うけど同じ思いを持っています。

 時にはコミカルに、時には切なく語られていく物語。

 優しい心を持つ人と妖怪、それとほのかに甘く美しい世界が悠久の時を紡いでいく物語をお楽しみください。


 

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