現代の『源氏物語』が今ここに!

驚くべきはその知識量。

歴史モノということで、ちょっとした言い方や物の名前が現代とは異なることは必然。それを見事に使いこなしています、しかも慣れた様子で。常日頃からこういった言葉使いをしているんじゃないのか?って思えるほど、文章が自然なんです。
かといって、古文のように読みにくいと言うわけでもなく、それでも、読んでいるだけで鎌倉時代前の雰囲気を味わうことができます。恐らくルビや注釈のおかげですね。とても丁寧な配慮がされている作品です。

私は歴史小説を苦手としていたんですけどね……ほら、なんか勉強させられている気分になるじゃないですか?(笑)日本史、世界史はかなり不得意な科目だったもので……だから、大河とかもあまり見ないタイプだったんですけど、この小説を読んで『歴史嫌い→歴史おもろい』に変わりました!

歴史というだけで、私みたいに読まず嫌いをしている人も多いんじゃないでしょうか?そういった方にオススメのさくひんです!

一緒に平家や源氏の世界にタイムスリップしましょう!