コズモスピクシス～ゲームをしてたら異世界に転生してた件～/コズモスピクシス2nd～ティタノマキア～

天寿を全うしたおじいちゃんやおばあちゃんが神や女神の導きで異世界へ、という作品は結構、見かけるのではないでしょうか？
そんな中、この物語の主人公であるおじいちゃんは何と、うんたらソウル系のようなゲームを孫に勧められ、遊んでいたところ、トラップにびっくりしたショックで死んでしまい、気が付くと異世界！という変化球でくるのです。
この設定だけで興味を持つ方もおられるのではないでしょうか？
おまけにこのおじいちゃん、異世界でも全く動じません。
ライトノベルのことも知識であったおじいちゃんに死角はなかったのです。
ほのぼのとした筆致で描かれているのでとても読みやすいというのもお薦めポイントです！

異世界転生ものは、ありきたりすぎて、大抵読んで数行でギブアップしてしまうのですが、人情味のあるおじいちゃんキャラが登場して、その語りぶりが面白く好感が持てました。

おじいちゃんの孫とのやりとりや、若かりし頃の回想もしっかりリアリティの感じられる内容で、引き込まれました。

最後の方で段々、異世界転生系のステータスやスキルも登場し、次はどうなるんだろうというワクワク感も膨らみ今後の展開が気になります。