概要
人類の罪を償う? こいつ、何者だ?
2021年2/26(金)より、本作の改稿版(https://kakuyomu.jp/works/16816452218799657243)をカクヨムにて公開しています。ご好評いただいている世界観や人間描写、リアリティ、没入感を維持しつつ、過去のエピソードを交えてますますパワーアップ。ご期待ください!!
(旧バージョンはここにこのまま残します。)
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「助手は要りませんか?」
「家政婦の真似事なら他を当たってくれ」
断られるのは無理もない。無資格の学生の身分で一流技術者の門を叩いているのだから。そんな女子学生、冴島一希が目指すのは、内戦の遺物である不発弾の処理業者。命がけの職業であり、女性の前例がない世界だ
(旧バージョンはここにこのまま残します。)
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「助手は要りませんか?」
「家政婦の真似事なら他を当たってくれ」
断られるのは無理もない。無資格の学生の身分で一流技術者の門を叩いているのだから。そんな女子学生、冴島一希が目指すのは、内戦の遺物である不発弾の処理業者。命がけの職業であり、女性の前例がない世界だ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!重要なのは人間だ。リアルとドラマの心地よい融合。
爆弾処理にまつわる先達の創作物が無いかと探している時に、この物語に出会った。
一章目を読み始め、学生物でお仕事物かとアタリをつけ、主人公は少女であるということに驚きを禁じ得ず、練り込まれた設定に舌鼓を打っているうちに、ずんずんと物語に引き込まれていった。
特筆すべきは、この物語の主導権は『爆弾』でなく『人間』が握っているということだ。その点に私は人間ドラマとしてのこの物語の作劇の旨さを感じた。
題名にもある通り物語の核と言える『爆弾の解体』は、物語をドライブさせる主題として軸に据えつつも、そのディテールを不必要なまでに掘り下げることはしていない。
これは軍事色と縁の切っても切れない題…続きを読む