喋る口聞く耳そして詠目。

 非常に丁寧かつ緻密に造り上げられた秀作。子供同士で良くある出来事と、それをずっと胸のつかえにする登場人物。主人公は洒落た橋渡しをするのだが船には弱い。そしてノドグロは我が生まれ故郷鳥取県でも良く取れる。
 段々話がずれた。軌道修正しよう。
 誰にでも幼少期から引きずる後悔はあり得る。人の紡ぐ物語は人の得たトラウマの集積という一面になり得る。しかし、一度相手に伝えられた真意は確かになんらかのカタルシスをもたらす。
 詳細本作。

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