この長さによく収めたなあと感心するくらい、いくつもの要素が詰まっています。「二番目」というテーマの消化もさることながら、熱さ、青春、友情、勝利……どれも斬れ味鋭く、読み終えたときの満足感も見事!
あんたの泣いた顔、見たくなかったよ、という一文が、すっごい感動しました。この小説の価値を10倍にもひきあげているとおもいます。
「2番目」というお題で書かれた作品。2番目といったら、団体戦の次鋒というのは、まあ言ってしまえば誰でも思いつくんじゃないでしょうか。私だって思いつくだけなら思いついた。その、誰でも思いつくであ…続きを読む
剣道の試合、という舞台を元に2人の女子高生の関係性を描いた本作。場面ごとに変化していく主人公の心境が、迫力ある試合描写により頭を殴りつけるかのように伝わってくる。友情、という2文字に収まり切らな…続きを読む
剣道はまったく知らないのですが、迫力ある試合描写に引き込まれました。そして伝わってくる彼女の熱い想い。悪い流れを断ち切ろうとする、それだけでなく意地とプライドとも言える力強い意思が、文句なしにか…続きを読む
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