家にもダンジョンが出来た 2
ダンジョンが出来た次の日
いつも通りに家の仕事を終わらして、ダンジョンにやってきた。
あれだけテレビで放送されたら、きになるものだ。情報としては、ダンジョンの構造はバラバラで、ここに出来たダンジョンは地下に出来ているものと思われる。どんなモンスターが出てくるかは分からないが、ファンタジー世界のモンスターが出てくるとのこと。
ちなみに、ドロップはないらしい。
装備は趣味で作ったロングソードと剣鉈、解体用のナイフ。これまた趣味で作った革製の軽鎧と水。あとは袋だったりバッグパックだったりを持ってきている。
ダンジョンの前に来て、少し休憩してからダンジョンに入る。
「よし!行くか」
ドームの一箇所に口が開いているかのように、入り口がある。そこをくぐると魔法陣があり、魔法陣を上に立つと魔法陣が強く光りだし、一瞬強く光る。
「うっ」
その瞬間少しの浮遊感があり、目を開けるとそこは草原の真ん中だった。草原の真ん中に大きな石の舞台があって、その上に入り口と同じ魔法陣があってその中に立っていた。
「うわっ!すっげ〜。マジで草原じゃん」
「よし!じゃー行きますか」
石の舞台を降りて、木が生い茂っている森が奥に見えるのでそこを目指して、歩いていく
「ライトノベルだったらこの辺の背ー高い草からなんかがっ⁈」
「あぶな!」
「噂をすればなんとやら。ってやつか」
そう、少し背の高い草から何かが出てきて、ギリギリのところでなんとか避けたのだ。
落ち着いて、出てきた何かを見てみると、白いモコモコのウサギがいた。
「なんだ、うさぎか」
そうやって一呼吸おいて、もう一度ウサギを見るとウサギがこちらに突っ込んできた。
「うわっ!あぶねっ!こいつ獰猛じゃん。しかも、角あるじゃん!ほんと危なっかたわー」
剣鉈を抜いて構える。
また薄詐欺が突っ込んでくる。それを避けてから剣鉈を振るうも
「あたんねー!こいつ早すぎ!」
そんなんこんなを繰り返していると
「うっ!痛えー」
「かすったしもうたー。クソが〜」
そしてまた突っ込んでくる。
剣鉈を構えて、ギリギリまで引きつける。
”いまだ!”
「このクソウサギがぁぁ〜!」
ほとんど避けずに、ウサギの首におもいっきり剣鉈を降りをとす。
すると剣鉈はウサギに当たって、肉を切った時の感触がして骨に当たる感触がした。
「ふぅー、やったか?」
行きているか確認するとまだ少し動いていた。
「こいつどんだけしぶといん?」
そういって心臓のあたりに解体用のナイフをさして止めを刺す。
そして首を切って木に吊るして血抜きをしようとすると
《レベルが上がりました》
《ステータスを得ました》
そんな声が頭の中に響いた。
「なにこれ?あのステータス?」
「どうやって拓けばいいん?ステータス?」
すると目の前に、半透明のパソコンの画面のようなホログラムが現われた。
そこには、
ーーーーーーーーーー
ステータス
名前 辻 陽太
レベル 1
HP 57/57
MP 53/53
力 36
守 32
速 24
魔 29
スキル
『生産の神』
ーーーーーーーーーー
と、書かれていた。
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