魔物の肉
「それではこのウサギを捌いていきたいと思いま〜す」
これまた某人気YouTuberの真似である。
こんな田舎にはあまり娯楽がなく、TVもローカル番組なんかばっかりである。そんな田舎ではYouTubeは器用な娯楽になってくるのである。
そんな戯言は置いといて、
実際にウサギを捌いていく
ちなみに、ウサギは白色だったけど土がついて少し黄ばんだ様な色でした。
まずはノコギリでツノを切り落とす。
このツノ15cmぐらいあって先端も相当鋭いので、解体中に刺さったらおおごとだ。
ツノを切り落としたら、腹を切り内臓を取り出していき、水で洗い流していく。その時心臓の近くにビー玉ぐらいの石のようなものがついていた。
『鑑定』すると
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魔石(10級)
魔物には必ずあり強さによって大きさが異なり、その大きさにより1〜10級の等級がある。1級になるにつれ良くなる。魔石には魔力が含まれており、ある魔法陣により、取り出し使うことができる
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他の2体も10級の魔石が入っていた。
それはさておき、足に切り込みを入れて皮を削ぐようにして、剥いでいく。
そして、部位ごとに切り出して、キッチンペーパーでしっかりと水分をとる。
そうして、お肉をキッチンペーパーで包んでさらにラップでぐるぐるに巻いていき、袋に入れシンクパックにできる機会を使い真空状態にする。
あとは冷蔵庫に入れて寝かせる。
次は毛皮の処理
毛皮をしっかりと水洗いをし、しっかりと水分をとる。そして肉面(内側)に大量に塩を塗り込んでいき内側に折り込み風が当たる場所に置いておく。
すぐに舐めしてもよいが耐久性を考えると一度塩揉みしておいた方が良いのだ。
毛皮はとりあえずここまででOKっと
「とりあえずこいつらはこれで良いとして、『解体』もやってみますか」
「『解体』」
というと、ウサギが一瞬強く光るとウサギが毛皮と肉、骨、魔石さらにナイフが出てきた。
毛皮は一切血や肉などがついておらず、ものすごく綺麗な状態であった。
肉は綺麗に部位ごとに分かれており、なぜかラップで包装されていた。しかも、ふつうにさばいた時よりも量が多いのである。
骨はなぜか綺麗に元の形のままに白骨化され、足の先まで綺麗に残っている。
「これ売れそーじゃな。今度ネットで売ってみよ」
魔石は、先にさばいたウサギと変わらず10級であった。
そして、最後のナイフである。『鑑定』をかけると
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ホーンラビットのナイフ
ホーンラビットのツノで作られたナイフ。耐久力はあまりない。
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「なんでこんなん出るんじゃろーか?」
「『解体』になんかあるんかな?」
『解体』をみると
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解体
物体を解体するスキル。スキルレベルが上がるに連れ解体速度が上がり、ふつうに解体しただけでは出てこないものが出てくることがある。
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「これのせーか」
「『生産の神』に入っとるけーレベルMAXじゃし、こんなんチートすぎじゃろ」
「まーえーけど。こんな田舎じゃーそーそーばれんじゃろーし」
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