概要
泥棒が入った家には死体があった
真夜中、あるアパートの一室に侵入する泥棒。しかしそこには、血濡れの女の死体があった。引き返そうとするも、泥棒はこの部屋のもう一人の存在に気づく。幼い少女。少女は盲目だった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!泥棒と少女の奇妙で熾烈な推理物語
泥棒稼業に精を出すサラリーマンがいた。ただし欲しいのは金や物ではなく、スリル。それを求めて彼は目をつけていたアパートの一室に忍び込み、女の他殺死体と、彼女の娘である盲目の少女を発見する。
彼は少女を騙すために警察官を名乗り、本物の警察が来るまでの間、女の死の理由を探ることとなった。
探偵役は泥棒。情報源は小さな女の子だけ。タイムリミットはあとわずか。
そんな設定で開始する推理ものですが、舞台の作り方がうまいですねぇ。下手に逃げれば女の子の口から警察に伝えられるかも――という逃げ道のなさが、後ろ暗い主人公を自然に探偵として仕立て上げてるんですよ。
しかもその立場が女の子との交流の中でも生か…続きを読む