片道の、列車に乗りし、我が子かな。

最初は幻想小説だと思ったんですよね……。
鮮やかな夜空。不思議な世界。そこを走る一筋の列車。乗客。車掌。
不穏な空気を感じた頃にはもう遅くて、一気に現実に引き戻される。
その落差、貧血になって失神しそう。
鮮やかな筆で重たい現実を描いた作品です。

その他のおすすめレビュー

飯田太朗さんの他のおすすめレビュー443