主人公が異界からやってきた魔族であり、一人称が拙者でオタク。計算し尽くされた掴みです。
タイトル通り、オタクである「拙者」キャラの魔族と、その推しの物語。とはいえただ単に出会って関係が深くなって終わりではなく、異界から引き続く因縁やら各キャラクターの背景やら、色々なものが絡み合ってクライマックスにもつれ込みます。
これだけ複雑だと説明するのも大変なはずなのに、軽妙な語り口と整理された文章で読み手にストレスを与えないのが絶妙。
子ども心を忘れてしまった年代の人、とにかくストレスフリーに物語を楽しみたい人におすすめです。純粋に、ただただ面白い。
ブラック企業社員さながらの魔族が現代の日本へ転移!
そこから時は流れ、ひょんなことから、とある女性を助けます。
しかも、その女性は自分の推し声優だった……!!
そして恋の旅路が始まります……と思いきや!
一筋縄ではいかないのがこちらのラブコメ作品。
主人公は魔族の正体を隠し通している人間姿のガルシ。
けれど、その姿が一人ではないとしたら……?
ちっちゃいぽっちゃり and でっかいマッチョだとしたら……??
そんな姿のままで、様々な問題を抱えながら、二人の仲は次第に縮まっていきます。
この二人の進展も見どころですが、その周囲を囲む人物たちにも様々なドラマがあり、その部分にもこの作品の良さがたっぷりと詰まっています。
先を読めば読むほど、うるうるきたりハラハラしたり、そう来たか!など様々な興奮を味わえます。
ミステリー仕立てにもなっている作品なので、色んな予想をしながらぜひ読み進めてみてください。楽しい読書時間を味わえますよ!
また、ラブコメ作品でありながら、濃厚なファンタジーも楽しめる内容にもなっているので、ファンタジー好きな方にもぜひ読んでもらいたい一作です。
ドラマあり、恋愛あり、友情あり、絆あり、様々なハートフルな展開を味わえる作品です。おすすめです!
良いですか、ちょっと信じられないかもしれませんけど、落ち着いて聞いてくださいね。
まずはこちらをご覧ください。
・ムキムキパッツパツのはちきれんばかりのドでかい系マッチョ
→最高!その筋肉に埋もれたい!好きです!
・マッチョの中身がオラオラ系ではなく、ゴリゴリのヲタク
→ギャップ萌え、ちゅきでーす!
・ふくふくむちむちのゆるキャラ体型
→キャワイイ!たくさん食べさせたい!最高デース!
・動画編集など、そっち系の知識◎
→頼りになる男性、素敵!
良いですか、上記のスペック、これ、一人分ですから。ちょっと私の心の声が駄々洩れですけど、落ちついて落ち着いて。落ち着いてないの私だけだけど。ですが、まぁ一旦落ち着きましょう。深呼吸しましょう。
良いですか、ここでトドメです。
・クソ重たい過去持ち
はい、最高。
拙者、自作キャラにとにかくクソ重い過去を背負わせがち勢にて。さらに読み進めていくと、上記のムチパツマッチョのガルシ殿、ちょっとヒロインみを出して来るのです。正ヒロインいるってのに、ちょっとヒロイン風味醸し出して来るじゃない……!
おい大変だぞ。
これあれだぞ。
私の性癖ハッピーセットだぞ。
ポテトもジュースもついてくるし、ハッピーなおもちゃまでついてくるやつだぞ。おいどうなってんだ。これもうあれだろ据え膳だろ。私に食べてもらうために存在してるまであるぞ。こりゃあもう美味しくいただくしかないやつだぞ。シェフ!シェフはどこだ!シェフを呼んでくれ!感謝の気持ちを述べさせてくれ!
キャラにばかり言及してしまいましたが、ストーリーだってそれはそれは最高です。
まず魔王軍の四天王が現代日本(東京)に転移です。こうなると「フハハ、この東京も我が魔王軍のものだ!」ってなると思うじゃないですか。
違うから。
「ぃよっしゃあ!魔王様から解放された!俺達は自由だ!」
ですから。
嘘でしょ。私の知ってる魔王軍の四天王と違うんだが。忠誠心どこ行った?!
ですが、魔王軍というか、魔王様の話を聞くとですよ。いやもうこれ、マジでブラックすぎるて。もうブラックっていうか、ダークマター?こっちのブラックが薄グレーくらいに思えるほどのブラックぶり。で、ヒャッハー!自由だー!ってなった四天王の一人、ムキムキマッチョのガルシ殿が本作の主人公。そう、私の性癖ハッピーセットの彼です。
もうね、愛でたい。えっ、この子何?可愛すぎん?愛でたい。ぼにょぽにょボディのガルシ殿も、ムチパツなガルシ殿もどっちも美味しすぎるんだが?
さて、こんな私に愛されても仕方ないのです。ちゃんとヒロインがいるのです。そう、これはラブコメ!ラブ&コメディ!時にシリアス展開になりつつも、後半はそのシリアス度合いが増しつつも、ですが、ガルシ殿の語り口調が程よく肩の力を抜いてくれます。これはドシリアスが苦手な私にも安心!そんなところまで私と相性が良すぎる!どうなってるんだ!
キャラが最高で、ストーリーに引き込まれて、さらには、何とこちら!イラストまである!近況ノートにイラストがあるのです!捗る!色々捗る!こんな痒いところに手が届く親切設計なお話があったでしょうか!(いや、ない)
こちらの作品未読の方!
私を信じてぜひともこの世界に飛び込んで欲しい!
信じるも何もお前は誰だと思うかもしれませんが、そこは一旦置いといて、まず読んでみてください!
少々錯乱したレビューになりましたが、現場からは以上です。
主人公は(元)四天王の一人、魔族のガルシさんです。
はい、四天王です。ブラックすぎる魔王の配下です。
そんな四天王が現代日本に飛ばされてきてしまうのですが、彼らは喜んで人の格好をして生活を始めます。
さて、ガルシさんはどこに出しても恥ずかしくない立派なオタクとなり、人生を楽しんでいました。
そんなとき、花月カノンさんという女性を助けます。彼女こそ、ガルシさんが大好きなアニメの推しキャラ、その中の人だったのです。
シンガーとして活動したいカノンさんをガルシさんは支え、彼女の周りで起こる事件をとおして交流していきます。そのやりとりがとっても純情でにやにやしてしまうのです。
といってもガルシさんはオタク全開で、思わずにやっと笑ってしまうようなコミカルさです。そして他の四天王!とにかく濃ゆい。個性が強い。そんな仲間との物語がテンポよく楽しく進んでいきます。
そして後半は予想できない展開の連続。思わず声が出てしまいました。
命運を握るのはラブソング。はたして、あなたの「推し」は誰になるのか!?
にやにやドキドキハラハラ笑って泣いて忙しい、とっても素敵なお話です!
昨今、世間では様々なハラスメントが横行しています。
セクハラ、パワハラ、モラハラ、カスハラetc。
そんなハラスメントに悩まされているのは、どうやら人間だけではないようです。
主人公は魔族。魔王配下の四天王の一角、「地底筋肉」なる称号を持つガルシ。そう、アニメや漫画、ゲームなどでおなじみの、あの“四天王”です。
ガルシは四天王でありつつも、心の優しい青年。仲間の三人の魔族も、筋の通った気立てのいい性格の持ち主たちです。
そんな彼ら四天王は、ある日迎えた魔王対勇者の激しい決戦の影響で、なんと現代日本に飛ばされてしまいます。
この非常事態に、四人は大喜び!
なぜならガルシたち魔族は、魔王の超絶パワハラにうんざりしていたからです。
自由を手に入れた四人は、人間のふりをして新たな生活を始めます。
四天王の中でも、主人公ガルシの変わりっぷりは必見であり、この物語の肝のひとつ。
「らぶぎぶ」というアニメにドハマりしたガルシは、立派なオタクに。
体格も美しいマッチョから、ころころぽっちゃりに変わりましたが、水を得た魚のようにいきいきと、オタク生活を満喫中。
そんなある日、とある出来事をきっかけに、シンガー志望の女の子“花月カノン”とであるのですが、彼女こそは「らぶぎぶ」のガルシの推しキャラを演じていた声優その人なのです。
ガルシの揺れ動く心や、恋に悩む姿は人間と同じ。恋や愛に種族は関係ないと示してくれます。
また四天王たちは、人間社会にありつつも人間のように、いや、それ以上に強く熱い絆でつながっており、彼らの友情も物語の重要な鍵になります。
物語はガルシとカノンの恋模様を中心に進んでいきますが、やがて波乱の展開へと向かいます。
ガルシとカノンは種族の垣根を越えて結ばれるのでしょうか。
最後の「ステージ」に響き渡る「ラブソング」とは。
ほっこり笑えて、ときどき切なく、最後には最高の熱波が押し寄せる!
ぜひご覧ください!
現代恋愛の作品ですが、異世界と現代のファンタジー要素が絶妙に混じり合った恋愛ファンタジーです。主人公はいわゆる「悪の四天王」が一角、魔族のガルシ君。パワハラ魔王の配下というブラック過ぎる職場から解放され、現代日本へ転移しちゃった……というところから、物語は始まります。
全体の筋としてはシリアスな場面も多いですが、全編ガルシ君の「拙者」「ござる」というオタク極まれりな口調の一人称なものですから、読んでいてひたすら面白いのです。ヒロインは可愛く、主人公を取り巻く元同僚たちも個性的で、敵ポジションのひとたちすら濃ゆすぎる面々……ツッコミが追いつかない楽しさとはまさに、この作品のことを言うのでしょう。
序盤は現代世界にありがちな苦悩も描かれており、ガルシ君の優しさ繊細さがしみます。中盤からは予想もつかない展開が次々に繰り出され、終盤はもはや何を語ってもネタバレの嵐。でもどのキャラも好きになってしまいますし、現代機器はめっちゃ優秀ですので、ぜひご自身の目で結末まで確かめてみてください。
約20万字、文庫本なら前後編くらいのボリュームで完結しております。読み出したら止まらない面白さですので、ぜひご一読ください。
魔王軍四天王の一人である「ガルシ」は、魔王と勇者の激しい戦闘の最中他の四天王のメンバーたちと共に現代の東京へ転移してしまいます。ブラックそのものだった魔王軍からの解放に喜ぶガルシたちは、現代日本人に紛れて平和な第二の人生を謳歌することに。
転移から七年。すっかり一人称が「拙者」そして「ござる」口調の立派なオタクにジョブチェンジしたガルシは、ある日ストーカーに絡まれている一人の女性シンガーを助けます。その彼女はなんと、彼が長年推し続けているアニメキャラの「中の人」花月カノンだったのです。
素晴らしい歌声を持つ彼女ですが、ストーカー被害等によりリアルでの活動場所を失っていました。インターネットや機械に明るいガルシは、彼女の為にネットプロデュースをすることになります。
果たしてプロデュースと二人の仲の行方は?
世界観やあらすじそのものだけでもこの作品の魅力は十分分かっていただけると思うのですが、何と言ってもこの作品、登場するキャラクターが魅力的です!
物語は主人公ガルシの一人称で語られるのですが、テンプレートなオタクの典型といった「ござる」口調で語られる本文はノリがよく、時々クスリと笑いながらテンポよく物語の世界へ誘ってくれます。漏れ出る「オタク」の思考回路は思わず共感してしまうところもあって、親近感が湧いてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さらに実はガルシ、外見もとある事情で何パターンか存在するのですが、格好良かったり愛嬌があったりとどの姿もとっても素敵です。(詳しくは本編や作者様の美麗イラストにてどうぞ)
元魔王軍とは言っても、どこか末っ子気質で優しいガルシ。彼の相手役、花月カノンさんもまた魅力的です! 人の心を揺さぶる歌を作って歌いたいという真摯な夢、明るくお茶目で健気な性格は正に応援したくなる正統派のヒロインです。ちょっと機械音痴だったりするところも、また魅力的です。ガルシと並ぶとなんとも爽やかで微笑ましく、誰もが見守りたくなるカップルなのです!
ガルシの元同僚である四天王メンバーや、大きな声では言えないあの方やあの方なんかもそれぞれとっても魅力的! 是非本編を読んでお確かめください。
きっとあなたの「推し」が見つかるはず!
しかし、全編ほのぼのと行けばいいのですが、恋には試練がつきもの。やがて異世界からの因縁が、二人の恋に陰りをもたらします。
果たしてガルシは襲い来る困難を乗り越え「推し」をプロデュースし、恋も成就させることができるのか!
笑って泣けて、とても楽しい作品です。
是非多くの方に読んでいただきたいです!
魔王と勇者の戦いで瀕死だったはずのガルシ。魔王軍の四天王という肩書きが似合わない心優しき青年が目覚めた場所は、現代の日本。魔王から解放された四天王とともに、溶け込んでいきます。
立派なヲタクに成長したガルシの体は筋肉が消え、かなり体形が変わってしまいました。一人称の「拙者」とござる口調もあいまって、かつてのヲタクのイメージを忠実に再現してしまったかのようです。ガルシの推しは、アニメ『らぶ♡ぎぶ』の可憐なヒロインのひとり・ラムネ。嫁は二次元にいればいい派だったのですが、絡まれていた女性・カノンを助けたことで日常が大きく変化していきます。
カノンはガルシが愛してやまないラムネたんの中の人。
シンガーとして前に進みたいカノンを縛る過去の呪縛を、応援という形で溶かしていくのですが――
推しとファンのラブコメの中でも、もどかしさや推しにかける思いの熱量がダントツの本作を、あなたもきっと応援したくなるはずです!
ガルシ以外の四天王も、推したくなる魅力的な魔族ばかり。ファンタジー要素もありながらコミカルで楽しい現代純愛ラブストーリーの沼へお越しください!
魔王の四天王の一人ガルシ。そんな彼と四天王はあることで地球の東京へ転移してしまいます。
実は魔王軍はブラック組織。魔族ながらも良識人である彼らは「退職。すなわち解放の時!!」と喜んでいました。
そんな彼らが地球にきて七年。
それぞれに生活と家庭ができた四天王。ガルシはあるきっかけで立派なアニヲタとなりました。
アニヲタ生活をしている最中、ある女性シンガーを助けます。なんと彼女は長年推しているアニメキャラの中の人だったのです。
助けたことをきっかけに二人は交流していきますが、なんとも前途多難!
勇者? それだけではなく……!?
一人の女性シンガーを取り巻くものからガルシはなんとか守ろうとしますが、まあそう簡単に行くわけではございません。
簡単にいかなくとも、彼らの交流と恋愛模様はときめきます。ペンライトことペンラを振ります。
四天王たちもかっこいいですし、素敵。ペンラを使ってオタ芸をします。
ガルシたちのかっこいい姿にはコールをしたくなるでしょう。
こんな紹介をしておりますが、文章もストーリーも問題ありません。純なラブストーリーであるため、ガルシたちを応援したくなること間違いなしです。
心の中でも外でもペンライトを振りたくなること間違い無しの一作。
一読してみてはいかがでしょう。
ブラック労働に悩まされるのは人の世も魔族の世も同じ。魔界の四天王は理不尽な魔王(けいえいしゃ)による理不尽な労働環境に悩まされていましたが、ある日、カチこんできた勇者と魔王の激突の巻き添えを食って人間界に転移してしまいました。
それから7年の月日が経ち。「地底筋肉」の二つ名も今は昔、ぽちゃぽちゃのヲタとして人間界を謳歌していたガルシがある日タチの悪い男から救った女の子は、まさかの推しの「中の人」で――。でも、彼女を助けるためとは言え、魔力を使って己の姿をイケメン高身長マッチョの「本来の姿」に「偽って」しまったことはその後のガルシに長い影を落とすことになります。
しかしそこの御方! 「ハイハイ、結局女子はイケメンマッチョが好きなんでしょ!?」と判断を下すのは早計にござるよ! カノン殿はガルシの持つ真心に気づかぬ女子(おなごのこ)ではないのでござるね。まあ、その辺はおいおい。そしてブラック経営者と熱血勇者も黙っているはずはないのでありまして、つまりは貴殿もこの、ブラック労働を共に耐えた四天王の友情とぴゅあっぴゅあな恋の行方を見届けてほしいでござるよ!!!
まさかの連続の結末や如何に…!!??
主人公は異世界から迷い込んできた魔王の配下である四天王の一人です。勇者と魔王の戦いから歪みが生じて、ひょんなことに現代の日本に辿り着きました。
日本のアニメ文化を愛する彼は、ある日男に迫られていたヒロインを助けたことから物語は始まります。
とまぁ、どう説明しても濃いですよね、だからこそ面白いんです。型破りなところもあるのに、王道なラブコメに泣いたり笑ったりしました。タイトル通り推し『ヒロイン』とオタク『主人公』じゃ語りきれない程、登場人物の皆さんがキラキラしていて、優しくて、時に暴走するところが愛おしいんですよね。
ラブコメ好きな人や、ファンタジーが好きな人もハマる作品です。ぜひ読んでみてください!
推しをもつ、というのはきっと誰にとっても元気と活力を貰えるもの。
かつていた世界で魔族の四天王だったガルシは、勇者と魔王の最終決戦に巻き込まれ、現代日本に転移してきます。
ブラック企業にも等しい環境から解放されたガルシは、ある推しの存在によって心を癒され、七年後の今やすっかりヲタクに。
そんなガルシはある日、粘着するファンに追われる「推し」と運命の出会いを果たします。
「推し」から始まるガルシの恋は波乱万丈。真面目で奥手な彼は、自分の正体を隠し、ヲタク生活でぷにぷにになってしまった自分の姿も隠す二重生活。
しかもようやく自分の気持ちに向き合おうとした途端、ガルシ自身が窮地に陥る事態に。
でも、どんな困難でも、きっと「推し」の存在があるなら怖くない。
だってガルシの「推し」は、いつだって彼に力をくれるものだから。
勇者と魔王の戦いが激しすぎて、現代日本に飛ばされてしまった元四天王。
彼は、この島国であることを学ぶ。
『推しが尊い』。
ということで、毎日幸せ推し活ライフを満喫中。
そんなある日、困っている女性を助ける。
なんと彼女は推しの中の人だった。
偶然にも推しとの接点ができた彼は、彼女と会う度に心を通わせていく。
しかし、胸の奥にいつの間にか芽生えていたこの気持ちの正体は?
推しだから、好き?
好きだから、推し?
自分がなぜ彼女を推しているのか、その答えが出ないまま時が過ぎていく。
やがて、彼女の親友も現れ二人の仲をかき乱していく。
(ついでに、世界も滅亡の危機に)
果たして、主人公が抱く”好き”の気持ちの正体とは?
究極の推し活ラブストーリー、ここにあり。
主人公は魔王配下の四天王ガルシ。
魔王と勇者の激闘の影響により、四天王の他の面々ともども現代日本に異世界転移してしまいました。
平和なオタク生活をエンジョイしていく内にガルシは太ってぽちゃ体型に。
もう一人の主役が花月カノン。元声優でガルシの推し。
声優を辞めた後シンガーとして活動していた彼女と、四天王本来のマッチョな姿になった彼は出会いました。
ストーカー。呪い。彼女を巡るトラブルをきっかけに二人は距離を縮めていきます。
ガルシの恋模様を応援するのが頼りになる四天王の濃い面々。会話もセンスある台詞の応酬で楽しく物語を彩っていて、コメディ要素がしっかり笑わせてくれます。
しかし一人二役、秘密を抱える罪悪感がガルシにはありました。
更に二人の仲を引っ掻き回す存在まで現れ、苦悩は深くなる一方。最終的には勇者と魔王まで登場して熱いバトルを繰り広げます。
しかしこれはラブコメ、あくまで恋愛物です。
恋にときめき、喜び、自分の気持ちに悩む、繊細な心理描写。素敵な恋愛もまた丁寧に描かれていて、どんどん読み進めたくなる面白さがあります。
終盤の盛り上がりは必見の価値。豪華なステージが展開されています。
この作品を一緒に推してみませんか。
あなたには「推し」はいますか?
僕はいます。その人は小説を書かれているのですが、作品を読むととても……いかんいかん。
閑話休題。
主人公ガルシくんは、元異世界の四天王。四天王と言ったらあれです。魔王の直属の部下の、四人いる強い奴ら。
異世界において魔王の部下だったガルシ(他残りの三天王)は、「魔王vs勇者」の激戦の末、世界の理に歪みが生じ、一気に我々の世界、現代へと転移します。
現代に来た四天王たちはそれぞれ人間として生活。素敵な人間ライフを過ごします。主人公ガルシはアニヲタとして人間生活を過ごすのですが、ある日、ひょんなことから一人の女の子を助け……?
本作、ラブ「コメ」だけあって色々なところで「クスっ」ときます。作者の言葉選びとキャラクターのセンスが面白いんですよ。僕のお気に入りは「こんばんは、寒いですね」です。あとキャッツーランドのアトラクションはどれも最高です。読んで確かめてみてください。
もちろん、「ラブ」もしっかりあります! 主人公と、「ひょんなことで助けた女の子」との関係がまた瑞々しい! 途中あれやこれやと邪魔が入ります。そのせいで二人の真っ直ぐな気持ちがすれ違ったり、ぶつかったり、上手くいかなかったりとハラハラドキドキ。この塩梅もまたいい!
そして物語を作る上で欠かせない「意外な展開」もあります! えっ? あいつが? まさか、こんな? ってなること間違いなし! 僕は話を読みながらあれやこれやと考察をして楽しむタイプなのですが、そんな僕でも意外性をバッチリ感じられたので、きっとあなたもびっくりドッキリがあるはず! 作者の仕掛けたびっくり箱、楽しんでみてください!
そして、タイトルにもあるラブソング。
この演出がまた憎いんですよねー。「かーっ、そう来たか!」ってなりますよきっと。心躍る展開なこと間違いなし! 読者の僕もライ……ごほん。目の前で繰り広げられてる感じがあって最高に盛り上がりました!
いろいろ書きましたが、言葉では語り尽くせぬ魅力があります。
作者様は近況ノートでイラストも上げているので、キャラの絵や「あのシーン」のカットを見ながら楽しむのもまた一興ですねー! 楽しみ方は無限大!
さて、話は戻ります。
あなたに推しはいますか?
いるならきっと楽しめますよ。
いないならきっと推しが欲しくなります。
素敵な推し活ライフ、楽しみましょ。
現代日本の社畜が不慮の事故等で死んで異世界転生する物語は数あれど、異世界の社畜が現代日本に転移してくるパターンはさほど見かけぬでござろう。
え? なんで「ござる口調」かって?
主人公である元魔王軍四天王の一人・ガルシ殿が、いにしえのヲタクキャラだからでござる。
読めば分かる。うつるでござる。
とにかく推しポイントの多すぎるお話でござる。
現代日本に馴染みすぎてる異世界の四天王たちが面白い!
意外としっかり常識人なガルシ殿のツッコミのテンポや良し!
ガルシ殿とヒロイン・カノン殿のじれもだな恋模様が尊い!
中でも一番のキモは、粘着ファンの魔の手からカノン殿を救うため、ガルシ殿が元の魔族姿を晒してしまったことでしょうな。
そのせいで彼はカノン殿に対して、ぽちゃヲタの『牙琉』とゴリマッチョの『ガルシ』の一人二役を演じることになってしまうのでござる。
『推し心』なのか『恋心』なのか。
頼れる四天王仲間の協力も得つつ、ピュアな魔族の初恋はどったんばったん大騒ぎ!(失敬、ネタが古いでござるな)
中盤以降は因縁の相手も絡んできて、物語はこれでもかと言うほど盛り上がりを見せまする。
どの登場人物もしっかりキャラ立ちしておりますゆえ、読めば必ず推しができること請け合い!
皆の者、推し色のペンラ持参の上、某スタジアムに集合されたし!
誰だ?ラブコメは「男の子がクラスで何番目かの女の子と秘密のキャッキャウフフ」というジャンルだと決めた輩は???!!(※あまりその辺を読まない人間の所詮は偏見です、悪しからず)
「こういうラブコメがあってもいいじゃないか!」とわたしは世界の真ん中で叫びたい。
だってこの作品、至高のラブなんですよ。それでいて最高のコメディなんですよ。
で、現実日本が舞台、でも主人公はアニヲタの元魔族、ヒロインは元声優のシンガー…!
この「二郎ラーメン」みたいな濃さの設定もりもりなストーリー、それがこの作品です。
でもおそろしいことに、ですよ。このもりもり二郎ラーメン設定が、まったく破綻していないのです。むしろ全てが絡まりあって、これが良いお味の「特濃スープなのに後味爽やか&まろやかラーメン」に化けてます!
それでいて至高の「ラブ」、最高の「コメディ」です。(大事なことなのでもう一度)
つまりは「ラブコメ」なのです。
参りました。
ここまで新規軸を打ちまかして、なお話が面白すぎるなんて、「参りました」の一言に尽きます。
もう早くアニメ化してください。お願いします。最高のアリーナライブをわたしに見せてください。それまで死ねません。
追記
でも文章表現もはちゃめちゃお上手かつユーモア含んで素敵なので本でも読みたいです。
結論。やれるもん全部やってください。
魔王がいて勇者がいる世界には、必ず存在するであろう四天王! 勇者の前に立ちふさがる壁という絶大たる存在感。
かつての世界で主人公ガルシをはじめとする四天王は、超ブラックな魔王の下で働く生活に疲弊していたところ、魔王と勇者の激しい衝突によって発生したエネルギーにより、現代地球の日本某所に転移することになったのである……。
もうこの出だしから面白いのですが、平和な世界で安穏と馴染んで生活をしているうちに、ハイレベルなオタクになってしまう主人公。マッチョなボディもゆるみまくり、口調も何かの影響でござる言葉になってしまいまして。こんな主人公、かつて存在しただろうか。
そんな彼が推しキャラの中の人と出会い、恋に落ちてしまうのですが、諸事情でマッチョな本来の姿とコロコロボディを行ったり来たりする羽目になり、結果として彼女の前では兄と弟が存在するというこじれた状態に。
不器用だしタイミングも悪かったり、何より周囲の不穏さが増して、二人はすれ違うばかり。
コミカルな出だしからシリアス方面に舵を切っていく展開ですが、それが物語の盛り上がりに拍車をかけていて、読みが止まらない面白さです。
ジャンルは恋愛ですが個性的なキャラ揃いでヒューマンドラマ要素も強く、男性主人公という点からも性別問わず楽しめる作品だと思います。
ずんぐりむっくりのぽっちゃり体型。推しグッズに囲まれた生活を送る、文字通りの「ヲタク」である彼の本性は、何と魔王軍四天王の一人である魔族青年「ガルシ」だった!
彼は訳あって、仲間である他四天王達と共に地球の東京へと拠点を移し、平穏な日々を送りつつ、推し生活を満喫していた。そんな彼はある日、粘着男に迫られている美しい女性シンガーを助ける。彼女は、何と彼が長年推しているアニメキャラの「中の人」で……。
平和な日々に突然訪れた「恋」。しかし、純粋な心を持つ彼は、魔族である自分を中々出せずにいる。そんな彼を、ガルシ達魔族の宿敵である「勇者」が逃さぬかのように、陰で不穏な動きを見せているようで……?
果たして彼らの恋は無事に成就するのか!?
一見コメディ仕様ともとれる作風の中に、丁寧に織り込まれている繊細な人間ドラマ。
ストーリー展開の作り込みは、読む手のブレーキが吹き飛ぶ勢いの面白さです!一度手を出すと止まらなくなります。
魔族ヒーローと人間のヒロイン。一山も二山もありそうな彼らの恋路を、あなたも一緒に応援しませんか?
とても面白いです。全ての登場人物がキラキラしていて、キャラが立つってこういうことか、と学びます。
魔族なのにその実態は純粋も純粋。こんな真面目な魔族ほかに見たことない!
そしてその話し方が、うつりそうです。
ヒロインも天然さんの気がある可愛い子で、ぜひ作者様のイラストと一緒に皆でこのピュア魔族の思いを応援してください。
さらにただのラブコメではありませんで、ハラハラさせる波乱の兆しが。
シリアスな展開を絶妙に混ぜながら、驚きと笑いを同時に炸裂させるさまはペンライトの輝きでも勝てません!
そしてタイトルがラブソングである最大の理由は……
おっとお待ちくだされ、ここから先は本編をお読みいただかなくては。チャンネルそのまま!
最高のライブは、観客がのってこそ成り立つものです。
皆様、アリーナは用意できております。ライブの中で一緒に熱狂するのは、そこのあなたですよ!
DJとそのサポートは、ナイスな四天王にお任せあれ!