センシティブな内容を幻想的な雰囲気で表現していて、直接的な表現がないにもかかわらず、心にグッと刺さるものを感じました。
はじめまして。 雹月あさみ(ひょうげつあさみ)です。 主なカクカク作品リストです。 ◆『トイレで読む、トイレのためのトイレ小説』 ・2019年1月31日書…
彼女の乗る列車は、特別なものでした。私も同じような体験をしたもので、ある所へ謝罪に参りました。彼女の気持ち、旅路を急ぐように、そして、永遠のあるできごとが、私の経験と重なるようで、胸が詰まる…続きを読む
名作「銀河鉄道の夜」を想起する作品かと思いきや、現代における妊娠と堕胎に無責任・無知識な若者についての風刺を描いた文学作品でした。非常に好きな作風です。こういった風刺は文学に慣れ親しんでいない読者…続きを読む
衝撃的な一文から始まる、ひどく静かな物語。彼女と、生まれたばかりの赤ん坊は、列車に乗って『洗礼所』へと向かう。暗闇ばかりの国。唯一の拠り所である、愛しい命。たどり着いた先にいる、黒服の人物。…続きを読む
女性である以上、男性とセックスすれば常につきまとう妊娠。そして、それは望まないセックスでさえつきまとうという理不尽さ。決して子供は憎んでいないのだけれど、生んで育てる事は出来ない事と、小さな命の…続きを読む
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