概要
アタシがアンタを幸せにするなんてことできやしないのにどうして……
『カクヨムWeb小説短編賞2018』【中間選考通過作品】
『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】
ロゼット。
植物の茎と葉のようすを表す植物用語。
茎がほとんど節間成長しないため、地上茎が無いか極端に短く、葉が放射状に地中から直接出ていること、或いはそれに近い状態をいう。
温帯域では、前年の終わりに発芽し、冬を越して春から成長する、いわゆる越年草には、ロゼット葉をつける例が多い。
冬の間は、寒さに耐えられるように地表に張り付き、しかも光を受けられるように広く葉を広げる。
このような種は、春になるとその中央から茎が伸びて、背が高くなり、花をつける。このとき、伸びた茎にも葉をつけるものが多い。
『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】
ロゼット。
植物の茎と葉のようすを表す植物用語。
茎がほとんど節間成長しないため、地上茎が無いか極端に短く、葉が放射状に地中から直接出ていること、或いはそれに近い状態をいう。
温帯域では、前年の終わりに発芽し、冬を越して春から成長する、いわゆる越年草には、ロゼット葉をつける例が多い。
冬の間は、寒さに耐えられるように地表に張り付き、しかも光を受けられるように広く葉を広げる。
このような種は、春になるとその中央から茎が伸びて、背が高くなり、花をつける。このとき、伸びた茎にも葉をつけるものが多い。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!トゲが刺さって抜けない。
学生の時からの腐れ縁。ハルとアコは互いに気を許した、信頼のおける友人だった。男女の友情を恋愛に縛り付けようという揶揄もなく、その距離に心地よさを感じ、大人へと向かっていく。しかしずっと同じではいられない。ハルのある報告がすべてだった。
恋人になりたかったのか、友人でいたかったのか。そういった関係性に名前をつけてラベリングすることは、なんだかこの作品においては無粋な気がします。相手に幸せになってほしい。好きな人に願うことです。ただ、その「好き」に明確な形はないし、連れ添うことで叶えられるわけでもない。ハルがアコを見透かしているような言葉が、トゲのように刺さって離れません。