第10話 オープン戦

※第10話でオープン戦が終わり第11話から1年目が開幕します。




今日は、監督から8回から登板することになっている。

対戦チームは福岡ソフトバンクホークスだ。優勝チームの代名詞と言えるチームだ。

柳田選手、上林選手、内川選手、千賀選手、森選手など日本を代表する選手がいる。





7回の裏まで終わりリリーフカーが用意された。

人生で初めてリリーフカー乗った。因みに香織も観戦に来ているが結構目立っている。

何故なら、あの美貌だ。目立ってしょうがない。


『マリーンズピッチャーの変更をお知らせします。ピッチャーは山本雅博ーーーーー』と、マリーンズの名物ウグイス嬢の谷保さんがアナウンスしてくれた。

因みに、登場曲は色々と迷った結果登板時は大好きなドラマNCIS themesongだ。

打撃時は大好きな浜田省吾さんのJBOYと安全地帯の真夜中過ぎの恋だ。


観客は大盛り上がり。

野球選手としては嬉しいことだ。


軽く投球練習をしてホークスの3番柳田選手が打席に立った。

因みに、ロッテが2点差で勝っている。

内心滅茶苦茶緊張しているが、絶対に打たれてはいけない。


さぁ初球はストレートだ。

「うっ!」とうめき声みたいな声を出しながら腕を思いっきり振った。

「ブンッ!」との柳田選手のスイング。空振りだ。

「ストライク」とコール。

球速は155km。


「「「おぉっーーーーー」」」


次もストレートのサイン。まさか、柳田選手に全球ストレートじゃねぇのか。


「うっ!」とうめき声。コントロールには自信あるため思いっきり振った。

しまった!高くなった。


「ストライク」

危なかった。下手したらホームランになっていたかも知れない。

球速は157km


相棒は田村選手でマリーンズの正捕手だ。

やはり、予想通りストレートだった。


「あぁっっーー」とうめき声。今出せる1番の強さで投げた。

しかし、明らかにボール。

もちろん、柳田選手は振らない。

球速は159km。自己最高タイ記録だ。

球場も騒ついている。


次ももちろんストレート勝負。

フルスイングが代名詞の柳田選手にストレートで勝ちたい。

柳田選手という野球界のスターを打ち取れば大きな自信になると思える。


「あぁっっっーーーーー」と絶叫。球場に響いている。

柳田選手もフルスイング。だがバットに当たらなかった。

空振り三振だ。

球速はなんと161km。自己最高だ。そして1年目の目標(自己目標)を達成できた。


球場は「「「おおおおっっーーーー」」」を含む拍手が起こった。


柳田選手を打ち取った後は、4番内川選手をセカンドゴロ 5番デスパイネ選手を三振でチェンジ。

回跨ぎして9回は6番の中村選手をピッチャーゴロ 7番の松田選手を自己タイの161kmで三振 8番代打のグラシアル選手を武器のスプリットで三振を奪い6者連続で抑えた。


今日がマリンでのオープン戦最終日で明後日がコボスタでオープン戦を終える。

オープン戦での成績は打者としては打率297 本塁打3本 打点10 盗塁2 盗塁失敗0

投手としての成績は防御率 0.00 勝利0 敗北0 セーブ3 ホールド7だった。








ベンチに帰ると井口監督から、「161kmおめでとう。まさか、オープン戦で達成するとはな。シーズンも頼んだぞ」と褒めてもらった。


ほかの選手からも「おめでとう」と褒められた。



時間は5:30で香織と待ち合わせしている。飯を食って帰る予定だ。


「こっちこっち」と香織が手を振る。

会って間もないのに、まるで幼馴染みたい思えてきた。

「おまたせ香織」

「全然!お疲れ様。それとおめでとう」

「ありがとう!これからも頑張るよ」と言い軽く口づけを交わした。


レストランはちょっとリッチなフレンチにした。

いつでも食べられるものではない為味わっていただいた。


そして、俺たちは今2人とも一糸纏わぬ姿で向かいあっていた。

本当は登板した日にはシてはよろしくないが今日は理性が崩壊した。

俺は香織をベッドに押し倒し熱いキスを交わした。もちろん舌を絡めて。


お互いの弱いところを攻め合い何回も絶頂を迎えながら抱き合った。

俺は、ひたすら腰を振り続けた。


結局、5回シた。

もちろん、避妊はせずに。


そのあとは抱きしめ合いながら寝た。


今日の登板はケイトの分析では、平均球速 158kmだった。


※登場曲については近況ノートをご覧ください


作者より

今日から作品を投稿するたびに「作者より」というコーナーを作るようにしました!


さて今は、3月1日の23:51分。確か今日は高校の卒業式でしたね、卒業生の皆さんおめでとうございます!ステキな人生を送ってください。

卒業式は色々思い出がありますね。僕は卒業式では泣けませんでした。何故なら別にまた会えるし、ここで泣いたら笑って終われないからです。

けど、泣くことも大切だと思っています。僕だって先月たくさん泣きました。

大好きなおじいちゃんがこの世を去って1ヶ月が経ちました。今でも生きているかのように思えます。

僕もおじいちゃんの様に誰にでも優しくカッコいい男性になりたいです。


そして、3月の後半にはプロ野球の開幕です!

作者はロッテファンのためこの作品の雅博くんに子供の頃の夢を託しました。

この作品を作るにあたって雅博という名前はちょっと古いかなぁと思いましたが、名前を決めるのが苦手なためテレビを見ていた時に出てきた雅博さんという方の名前を拝借しました。

最後になりますが、これからもよろしくお願いします!

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