第5話 入団会見
秋の大会も優勝で終わり、後輩に後は任せた。
その時も、俺は無安打で抑えた。しかし、バッティングは14打数2安打と不調だったが、2安打は2ホーマーだった。
時は過ぎ、来週は香織との結婚式だ。本当なら学校もあるが、キャンプなどで結婚式などあげる暇が無い。最初は結婚式はしなくていいと思っていたが、父、母に強烈に勧められたため結婚式をあげることにした。
そして、今日は新入団会見だ。
今年は、高卒3人、大卒2人、社会人2人の7人だ。
「ただいまから、2020年度新入団会見を始めます。」とロッテ名物のウグイス嬢が言った。
さぁ、俺の出番が近づいている。
ドラフト1位指名の俺の会見が始まった。
「ドラフト1位指名を頂きました、山本雅博です。幼少期から大好きだった千葉ロッテさんに入団出来て本当に嬉しいです。期待外れと言われないように頑張りたいです。」
次々と会見が終わっていく。
そして、今年の目標を発表する。
「僕の目標は、『開幕1軍』です。そのためにもキャンプとオープン戦でしっかりと結果を残し、開幕1軍で迎えられるように頑張りたいです。」
誠司も開幕1軍を掲げ、怜は盗塁阻止率5割を掲げた。
すると、監督から自分たちのアピールをしてくれと懇願された。
「僕は球威のあるストレートを見て欲しいです。そのためにも、今年中に160kmオーバーを目指したいです。」
それぞれ言っていき、今度は広報から監督から一言と。
俺はこれを望んでいた。期待度の表れが分かる。
「山本くんには、二刀流も期待しています。もちろん、抑えとしても期待しています。チームの顔になってくださいね」とありがたい言葉を頂いた。
「もちろんです」と答えてしまった。
さて、これからプロ生活が始まっていくことに楽しみで仕方ない雅博であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます