第7話

「許してやってくれよ!」

 多羅尾はボクの後頭部を手で押し、さらに頭を下げさせた。

「こいつも悪気わるぎがあって言ったんじゃねぇ~ンだ……!!」

 悪乗りして、無理やりボクの所為せいにしようとした。


「離せよ! お前が言ったンだろ……」

 ボクは、多羅尾の手を振り払った。

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